『07貴族の領地へ』
『07貴族の領地へ』
神眼鑑定をした結果はビッグフット。
体は俺よりもかなり大きい。
複数匹はいる。
人型で二足歩行であり、体毛が濃い。
俺達を発見すると、ゆっくりと接近する。
決して慌てない感じだ。
集団戦に慣れているのか、単独では来ないのは要注意か。
「敵はビッグフット。レベルは210だ。3人で戦いをしよう」
「やります!」
「アスカに続きます」
レベルは210とちょっと高めだが恐れずに挑んでくれた。
2人にはステータスが100倍になっているので、心配はないと思う。
ビッグフットととの戦闘は思ったよりも苦戦した。
個人の能力は非常に良いものがあり、腕力もあるからリアンとの剣での戦いも圧勝ではない。
集団で戦いをしてくるのがわかる。
知能が高い感じして、アスカがビッグフットに囲まれる場面が何度もあった。
俺は聖剣レーヴァテインがあるので、ビッグフットの打撃も怖くはなかったけど、打撃力は高い。
防御力を1000倍にしていなかったら痛いなんてものではないな。
中級程度の冒険者では、軽く痛めつけられるだろうな。
10匹を討伐した。
素材の回収はしておく。
魔石とビッグフットの毛皮を。
神の袋に入れておこう。
討伐してから思ったのは、この山に来てから魔物が急激に出現したのは気になる。
もっと進んで見るのが大事だな。
リアンとアスカは大きなケガはないので、このまま進める。
山を進むとビッグフットの集団とよく遭遇した。
この山に多く生息する魔物らしいが、数が多すぎないか。
異常な数が出るよな。
普通に依頼だったらCランクよりも上のBランクとかの討伐依頼になるかな。
数が多ければそれだけ危険性が高まる。
それに何か変な感じがするのは何かな。
俺だけが感じているのか。
リアンに聞いてみる。
「俺はこの山に変な危険性を感じるんだが、リアンは感じるかかい?」
「はい感じます。ビッグフットだけじゃないです」
「私は何も感じないけど。ビッグフットが多いだけじゃないかな」
「違うのよ。山の地形が変わっている気がする」
そこで一緒に来ていたドゥーラが話す。
地形が変わるとは?
普通じゃないよな。
「地形が変わるのは、言い過ぎでしょう。あり得ないですよドゥーラ」
「間違いないです、私は来た時から方角を見ていました。方角が変わっているのですよ、信じられないことに」




