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『22 草を刈る』

『22 草を刈る』


「私とダンはロメーロからスキルを付与されているのよ。そのスキルで有名になっただけ」


「ロメーロのスキルは凄いのは私も今日実感しました。驚きでした。それで草は刈るということですか」


「はい、やります。見ていてください。ダンお願いします」


「農地開拓スキルを使う」


 ダンは牧草地に入り農地開拓スキルを使用する。

 農地開拓スキルは以前に川の水がサハギンによって汚染されてしまい農地が使えなくなった時があり、その時にダンに付与した。

 ダンは農地開拓スキルで王都の農地を復活させた。

 それを牧草地でもやろうとしている。

 ルブランは見たことないので、やや不安はある。

 どうやって一人で草を切るのかと。

 常識で考えたら無理な話であるけども、すでにルブランは飼育調教スキルを経験しているから、信じると思うけどな。

 ダンは牧草地に入ると、農具を持ってきて草を切りだす。

 切った瞬間にルブランは声を出してしまう。


「速い、草を切る速度が。見えないくらいに速いです!!」


 俺にも見えない速度で草を刈っていく。

 広い牧草地を信じられない速度で。

 農地開拓スキルは単に開拓するのはもちろんのこと、開拓する速度も速いのだ。

 しかも農地に限定されない。

 牧草地でも応用がきくのは便利過ぎる。

 刈り取る草の山ができてしまう。


「すげえええ、ダンの動きが見えないわ。農地開拓スキルてやっぱ凄い」


「ロメーロのスキルは常識でははかれないからね」


 ダンは広大な敷地をくまなく作業する。

 恐ろしく速いので、あっという間に敷地内の草を全部刈ってしまった。

 俺はとんでもないスキルを付与したものだな。

 付与した自分でも驚いた。


「ルブラン、全部終わったぜ」


「ありがとう、ダン!」


「ダン、刈り取った草は俺が収納する」


 草は危険なので俺の神の袋に入れて後で処分しよう。

 大量にできた草の山。

 見た目は普通の草だけど、収納する。



ー--------------

『器用貧乏』初級アイテムボックス Fランク

『器用富豪』神の袋 SSSランク

ー--------------



 神の袋に収納した。

 なんでも入るので楽であるものの、ルブランはあっけにとられえていた。


「草はロメーロは処分。寂しい感じになった。何もない牧草地は寂しい。草が生えるまで牛は何を食べるの」


「そうね、どうしましょう。食べさせるものがないです。考えてませんでした」


「ロメーロ、牛の食料は?」

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