『11 魔獣と戦闘』
『11 魔獣と戦闘』
俺でも危ない、間に合わないと思ってしまうギリギリのタイミング。
魔獣の手にウインド魔法が当たる。
手は住民には届かずに、手はダメージを負って悲鳴を上げる。
オオオオオオ!
「間に合ったな、いいぞアスカ」
「危なかったです」
「ククク、良くぞ守れたな。住民を攻撃しながらロメーロを殺せ」
「オーガイン、住民を巻き込む為にここに俺を呼んだな」
「ククク、その通りです。住民が王都でも一番に多い地区に牛を集めたのは、住民も巻き込むため。ロメーロが強いのは昨日の戦いを見てわかりました。まともに戦うのはこちらに分が悪い。それなら住民を攻撃するなら、さすがのロメーロといえど攻撃だけには集中できまい。俺は天才だな」
「何が天才だよ。魔族らしい、バカな考えだ」
オーガインは牛を魔獣に変えたのは、街の人を襲いつつだと俺が攻撃に専念できないと思ったからだった。
卑怯な手ではあるが、王都のど真ん中では戦いにくいのは確かだな。
魔族にしては頭が回ると思うのはあるけど、問題はそこではない。
俺にとって難しいのは街の人よりもルブランの牛だってこと。
もし俺が魔獣を殺した場合は牛も死ぬよな。
そうして悩んでいると、魔獣は俺に向かって攻めてきた。
悩んでいるよりもスキルを使うのが先だな。
「器用富豪スキル、敵全体速度減少」
『器用貧乏』遅らせる Fランク
↓
『器用富豪』敵全体速度減少 SSSランク
ー--------------
「器用富豪スキル、物理防御力1000倍上昇」
『器用貧乏』守り Fランク
↓
『器用富豪』物理防御力1000倍上昇 SSSランク
ー--------------
「器用富豪スキル、物理攻撃力1000倍上昇」
『器用貧乏』打撃 Fランク
↓
『器用富豪』物理攻撃力1000倍上昇 SSSランク
ー--------------
「器用富豪スキル、魔法防御1000倍上昇」
『器用貧乏』魔法壁 Fランク
↓
『器用富豪』魔法防御力1000倍上昇 SSSランク
ー--------------
「器用富豪スキル、速度1000倍上昇」
『器用貧乏』小走り Fランク
↓
『器用富豪』速度1000倍上昇 SSSランク
ー--------------
いつも戦闘で使うスキルでステータスを上昇させる。
それとアスカとリアンには物理、魔法防御力1000倍上昇させておく。
魔獣が街の人を襲っているのを防御してもらうためだ。
防御力を上げていけば大丈夫だと思う。




