『王都で激闘』
『王都で激闘』
すでに魔王軍が街に入り暴れていたのが目に入った。
ギリギリ間に合っていればいいかな。
アスカとリアンはどこに行ったかも知りたい。
騎士団は活動しているのが見える。
きっと伝えてくれたと思うな。
「魔族が来ているので、食い止める」
「俺たちはロメーロとは別行動する。魔族が市民に攻撃をするのを防ぐ。犠牲者を出さないようにしたい」
「頼むよ」
オリオンとはここで別れるとなった。
魔族から市民を守ってくれるそうだから、ありがたい。
王都は広いし、人口も多いので一緒に行動するよりも別行動は良いと思う。
俺はアスカとリアンがいるかを瞬間移動スキルで移動しながら探した。
短距離を繰り返し移動する。
何度か移動するとアスカとリアンを発見した。
「王都に今来たんだ。大丈夫だったかい?」
「はい、王都にてすぐに城に入り国王に伝えました。国王は直ぐに騎士団に命じて行動させましたので、王都に魔王軍が来るときには外で激闘となりまして、王都に侵入するのを遅らせました」
「ありがたい。俺の方は魔王軍を森でかなりの数を討伐して減らした。怖さは減らしたので、王都の方に来たんだ」
2人はケガはしていないし良かった。
それが一番の不安だったが、彼女達は俺が考えているよりもしっかりとしている。
「王都の戦いは始まった感じだからロメーロが来て間に合ったわね。あっ、でもオリオン将軍はどうしたのかな?」
「勇者パーティーは王都に来ている。オリオンもな。別行動で街を守ると言ったから大丈夫だろう」
「ええええ! 魔王軍の将軍のままですか!」
「将軍は辞めた。というか将軍は演技だったと彼ら言っている。演技を辞めて人族側に寝返ったんだ。最初からその考えだったかは俺には判断はできないけど、人族のために戦うならいいかなと思った」
オリオン達勇者パーティーが寝返るのを聞いてリアンはあきれる顔に。
やっぱりて感じになる。
「オリオン達は本当に信用できないわ。ロメーロは甘いのよ。将軍だったのだから早く殺しても良かったと思う」
「殺すとか残酷。リアンは本当にオリオンが嫌いみたいよ。オリオンと会いたくないでしょうね」
「会いたくない。離れた場所で活動します。街の人を非難させます」
「頼む。それがいいな」
「私は戦う。魔王軍と戦う」
「アスカは戦うか、2人にもスキルを付与する。危険はある。魔王軍は全体的にレベルの高いのがいる。騎士団や冒険者パーティーでも大苦戦するほどに強い」
「スキルを付与してください」
「お願いします」




