『森で激闘』
『森で激闘』
「敵は多いから頑張って切っていくからな」
「私なら問題ない。強敵はゼノだけだろう。ふふふこれくらいなら楽勝だ」
レーヴァテインは頼もしい。
オネストの訓練もしているし、剣術と体術は向上しているか証明したいところ。
そうじゃないとオネストの訓練が意味がないし、オネストも喜んでくれるしな。
魔法が飛んでくる。
「火魔法かよ、けっこう大きいぞ」
火魔法だな。
巨大な火の玉。
俺はレーヴァテインで弾き返すと大爆発した。
しかも弾き返した場所に、賢者ボーデンがいたのだった。
賢者ボーデンは防御したが、いっさい防御になっていないので丸焦げになった。
強烈な火魔法を使える魔族がいるらしい。
何度も火の玉が飛んでくるな。
遠距離から来るから、どの魔族かわからない。
さらに遠目にもわかるほどの竜巻がくる。
「ボーデンが火ダルマだぞ!!」
「ハニー、回復魔法してやってくれ」
「するわよ」
ハニーもいるので回復魔法でボーデンは助かるだろうが、マジで火に包まれて熱そうだな。
苦しそうに転がっている。
将軍がこれでは魔族が笑うぞ。
「ロメーロ、今度は竜巻だ」
「どうしたらいい?」
レーヴァテインに対応を聞いてみる。
竜巻なんて防げないよな普通は。
「簡単だ。私を思い切り振って風を起こせ」
「風を起こせばいいのだな」
レーヴァテインからは単に振れと。
ちょっと不安が残るも、信頼して振ってみた。
聖剣を振る。
空振りにも見えるが。
すると聖剣から強い風が起こり、竜巻と激突。
竜巻は逆に魔族の方に飛んで行った。
「がやあああああああ、竜巻が来るぞ!!」
ちょうど飛んで行った先にクランクがいて、クランクが竜巻に巻き込まれた。
別にクランクを狙ったわけではないけどな。
クランクと魔族は竜巻で回転されて吹き飛んだ。
敵の竜巻魔法に加えてレーヴァテインの風を加えてあるから、威力は増大されていた。
「クランク!!!」
残念ながらクランクは地面に叩きつけられえて大ダメージだろう。
クランクは元々体は強じんであるから大丈夫だろうと思う。
そうでもないかな、苦しそうか。
将軍なら何ともないと見せるべきだよな。
そうしないと魔族が怪しむ。
弱すぎだよなと。
「よくもボーデンとクランクをケガさせたな!」
「将軍のクランクとボーデンがこれでは、魔族が困るだろう。もっと強いところを見せないと魔族に殺されるぜ」




