『魔族と激突』
『魔族と激突』
「ロメーロがいる、やっちまえええええ!」
森の中で戦闘となる。
聖剣レーヴァテインが魔族に当たる。
盾だろうが、硬い皮膚だろうが関係なく切る。
物理攻撃力と剣強化も1000倍であるから強力さは計り知れないな。
たぶんレベルは高い魔族や魔物と思われるも、スキルをした上でレーヴァテインならば、切れない物はないくらいの切れ味だった。
オリオンが俺の前に来る。
「お前はここでせいぜい魔物と戦うがいい。これだけいたら大変だろう。いくらロメーロでも時間はかかるな。魔族は2000いる。1000は森に残る。その間に残りの1000の魔族は王都に攻め入るぞ。あはははははは、どうするよ!!」
「ううううう、オリオン。そこまで落ちたか」
魔族は全部で2000らしい。
2000なんて数の敵と戦った経験はない。
それって騎士団とかが戦う数だよな。
騎士団は王都にも相当な人数が配備されている。
それに冒険者パーティーも多くいるから、まだ戦えると思う。
そうなると俺は森で先ずは1000匹を討伐するのが先だな。
オリオンがどうするのかわからないけど、俺は手加減はしないのは言っておく。
これは多くの人命がかかってもいるのだから。
遊びでは済まない事態で、本気で行かないと王都が犠牲になるのだ。
どうして魔王軍の将軍になり下がったのか理由は言わないが、勇者パーティーとしては失格だろうな。
今度ばかりは国王も許さないと思う。
前回は精神支配されていたから許してもらっただけで、自分の意思であるなら許してもらえないな。
聖剣レーヴァテインを振りまくる。
森が戦闘で激しくなった。
魔族の死体があふれる光景。
俺の方は今のところ魔族からの攻撃は受けていない。
物理、魔法防御力も1000倍であるから、かなりの攻撃を防げた。
「やるなロメーロ。これだけの魔族を相手に圧倒しているとは」
「オリオン、俺と勝負する気か?」
「俺は将軍だ。将軍は最後と決まっている。さあああ、魔族よ、敵はロメーロ一人だ。囲んで殺してしまえ!!!」
「おおおおおおお!!」
オリオンが将軍であるから、命令に従ってきた。
オリオンが魔族を操るのは変な光景ではあるが、指揮官となっていた。
副官ゼノは王都に向かっているのか姿が見えないな。
ゼノが王都に向かっているなら危険だ。
早くここを全滅させる必要がある。
すでに100匹は切った。
さすが聖剣レーヴァテインって感じだ。




