『ハニー達を探す』
『ハニー達を探す』
「うるせえよ」
「国王、俺は鍛冶師の所に行きます、危険がありますから」
「行きなさい。私なら大丈夫だ」
国王には挨拶して瞬間移動する。
「器用富豪スキル、瞬間移動、鍛冶師フーシフォンの所へ」
『器用貧乏』早歩き Fランク
↓
『器用富豪』瞬間移動 SSSランク
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鍛冶師フーシフォンがいる作業場へ移動する。
フーシフォンの安全を確認を急ぐ。
すでに聖なる水はフーシフォンに渡してあり、鎧を作る約束をしていた。
フーシフォンが持っていると知れたら、奪うだろうし、ケガさせられる可能性もある。
何と言っても精神支配されている状態。
何をするか読めない。
フーシフォンを探す。
「ロメーロ、大変だ。水が、水が奪われたんだ!!」
発見するとフーシフォンは作業場で倒れていた状態。
見ると軽くケガをしている。
重症ではなさそうだ。
「ケガをしている。襲われたか」
「急に3人組が来て、聖なる水を出せと言ってきた。断ったら男が暴力的にきて奪われてしまった」
「水を奪った奴はどこに行ったかな?」
「まだ近くにいると思う」
「俺が取り返す」
3人組というからボーデン達で間違いないな。
ケガさせたのは男というからボーデンかクランクだ。
どこからフーシフォンが水を持っていると知れたかは不明だが、俺がオリオンと戦いをしている最中に色々と調べたのだろう。
普通なら王都の市民にこんなことはする奴らではないのは知っている。
破滅の団ほ評価が落ちたとはいえ、ここまでする事はない。
3人も精神支配を受けていると確定した。
後は見つけるだけだな。
フーシフォンとは別れて探す。
すぐにボーデンを発見した。
瓶を持っているから分かりやすい。
「待てよボーデン、その瓶の水は俺の物だ」
「ううう、ロメーロ!」
「ロメーロか、城に行ったと思ったが、オリオンは何をしているんだ。もう国王を殺したのか」
「オリオンなら俺が止めたよ。国王は生きている」
「失敗かよ、情けないわねオリオン、私がロメーロを殺して、国王も殺すしかないわね」
「ハニー、俺の話を聞け。オリオンは失敗した。そして今は反省している」
「反省だあああ、私は反省なんてしないわよ。この水も返さない、絶対に返さない」
「ダメだな、説明しても無駄だな」
オリオンと同じ状態で、興奮して俺の話をまともに聞こうともしない。




