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『精神支配から解放』

『精神支配から解放』


 ニンフだと?

 俺の時は何も支配されなかったが、なぜオリオンの時は支配をしたのか疑問がわいた。

 俺とオリオンで違いがあるのかな。

 今すぐには違いがわからないな。

 でもオリオンがニンフのスキルや魔法を受けていて国王を殺すとなったのがわかったのは大きい。

 国王は重罪人をみなしているけど、オリオンが魔族の精神支配であったなら、国王も重罪人扱いを取り下げてくれる可能性がある。

 精神支配が強ければ本人の意思とは関係なく行動することもあり得る。

 オリオン達を完全に支配したならニンフの攻撃は強力な効果を持っている。

 俺だって支配されていても不思議はないと思う。

 ただ俺の精神支配1000倍減少スキルが効果があるのは判明したから、これは良かった。

 ハニーやクランクも精神支配されているなら解除できると思う。

 どこに行ったか知らないけど、ここには居ないのは気にはなる。


「ニンフは俺とリアンとアスカで行った。けどその時は好意的だったが、オリオン達には精神支配攻撃をしたのか。どうしてだろうか」


「俺に聞かれても困る」


「きっとオリオン達は精神支配されやすい精神を持っているからだ。私が思うには」


 レーヴァテインが自分の持論を言う。

 俺にはなくてオリオン達はされやすい精神だったとは運が悪いな。


「それってオリオン達が日頃の行いが悪いとか」


「ロメーロ、バカにするな」


「当たっているぞ、オリオン達が精神が悪い」


「聖剣レーヴァテインも言うか。いくら聖剣でも許さねえぞ」


「私の考えではニンフは泉に来た人の精神を見るスキルを持っている。精神が神聖なら水を取れる。だが精神が邪悪な場合は支配できる。支配できる能力があり、オリオン達は支配されて国王を殺せと命令されたと推測する」


「俺と他にリアンがいた。リアンは聖職者。精神は神聖とニンフは思った。俺達は水を取れたのか。じゃあオリオンは邪悪だったか」


 確かにリアンは聖大教会から信頼されていて大神官となっている。

 その会話をした記憶はあるので、リアンがいたからなのかもしれない。

 リアンがいなければ精神支配はなくても水は取れなかった可能性もあったともいえる。


「おい、邪悪とか決めつけるな。神聖だぜ俺の精神は」


「さあ、どうかな。それなら何をしに泉に行ったんだい?」


「そ、それは、泉にある水が欲しかっただけさ」


「水をどうするのかだ。オリオンは鍛冶師じゃない。鍛冶師かまたは商人に売るかだろう。聞いたのは聖なる水は手に入らない状態なため、値が高騰していて高額で売れるという。もしかして水を高値で売ろうとしてなかったか?」


 もしオリオンが俺の予想で金儲けのために水を取りに行ったなら、邪悪な精神説も納得だな。

 俺が破滅の団にいた時も金に執着するところはあったからな。

 

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