表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

443/600

『オリオンが暴れる』

『オリオンが暴れる』


 俺は街を歩いていた。

 フーシフォンには鎧をお願いしたので、待つばかりだった。

 いつできるかはわからないけど、気長に待つとした。

 待つのも楽しいものである。

 街の観光をする。

 アスカは商店を眺めて楽しんでいる。

 気にいった服があったのか。

 女子であるから服には興味があるようで、リアンもじっくりと見たそうだ。

 2人とも体は抜群であるから、どの服を来ても似合いそう。

 観光気分で歩いていた時だった。


「大変だああああ!」


「敵だあああああああ、逃げろおおおおおおおおお」


 急に街の様子が変になる。

 人が騒ぎ立てているのだ。

 嫌な予感がしたけど、まさかな。

 俺は心臓が大きく鼓動した。


「ロメーロ、騒ぎを聞くと敵と言っている。魔王ブラーゼンでは?」


「俺も予感がする。魔王が来て攻撃していると考えられる。俺達も騒ぎのある方に行こうか」


 リアンも俺と同じことを考えていて、魔王ブラーゼンを想像させる。

 人が騒ぐのは王都が敵に侵略されていると思って間違いないからだ。

 そうなると魔王や副官ゼノ、または魔王軍将軍クラスと予想できたので、向かうことにする。

 犠牲者がでる前に急ぐ。

 騒ぎがある方向は城に近かった。

 そこで城付近に瞬間移動する。



「器用富豪スキル、瞬間移動、城へ」


『器用貧乏』早歩き Fランク

『器用富豪』瞬間移動 SSSランク

ー-------------



 城まで瞬間移動した。

 そこで見たのは俺は目を疑った。

 オリオンか?


「オリオンか、なぜ暴れている?」


「間違いないです。オリオンだわ。遂に狂ったみたい。ここまで落ちたとは。人として落ちるとこまで落ちたわ」


 リアンがオリオンへ厳しい発言だった。

 オリオンなのはわかったけど、なぜ城を破壊しているのか。

 そして街は破壊されていたので、俺が来る前に酷く暴れていたのだろう。

 しかも騎士団が駆けつけていて、オリオンやボーデンと格闘していた。

 だがその騎士団をもボーデンは魔法で蹴散らしている。

 嘘だろうと思うが現実だ。

 俺はオリオンへ接近して、


「なぜ、街は破壊したり騎士団と戦うのだ?」


「おおおおお、ロメーロか、やっと現れたかよ遅いな。待っていたぜ」


「答えろよ。王都はお前も住んで暮らしてきた街だろう。何があったのだ?」


 俺のことを見てもオリオンは変わらずだった。

 まるで人族を敵とみなしている風だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ