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『勇者パーティー』

『勇者パーティー』


 オリオンは冒険者ギルドにいた。

 手がケガしているがハニーは回復魔法をしないので回復薬を飲んだ。

 ロメーロが闘技場を建設する事にも腹立っていた。


「ちくしょう、ロメーロが闘技場を建設したから手を痛めた。あいつが悪い」


「闘技場を建設して強くなる気か。魔王とも戦えるのにさらに強くなるつもりだ。どうする、このままロメーロが強くなるのを黙って見ていていいのかよ」


「私はムカつく」


「俺だってムカつくぜ、見ろ、ロメーロが来た。様子をみようぜ」


 オリオン達はギルドに来たロメーロを観察する。

 ロメーロが受付けで会話したのを聞いていた。

 聖なる水の依頼である。


「おい、聞いたか」


「ロメーロが聖なる水を取に泉に行くってさ。あそこは冒険者が避けている泉。魔族がいて冒険者が狂ったらしい。それで誰も寄り付かなくなったんだな。でもロメーロが行くなら、もしかしたら魔族を討伐する。魔族がいなければ聖なる水を取り放題だぜ」


「聖なる水は現在は取りに行かないから、数がないので価格が爆上がりしている。私達で行って取ってくれば、めっちゃ儲かる。必ず商人が買い取る」


「行こうぜ、ロメーロの後に行けば魔族は死んでいるだろうからよ!!!」


 ロメーロが水を取る話を聞いて、オリオンらは金儲けを思いつく。

 聖なる水は現在流通していないので商人に多額で売れると確信したからだ。

 薄ら笑いが止まらないオリオン。

 闘技場での屈辱があるので、ロメーロを利用するのは復讐心からもあった。

 賢者ボーデンもロメーロに復讐したかった。

 だが復讐の仕方がなかったが、これはロメーロを利用する価値があると思った。

 ロメーロが魔族に負ければそれは良しとするし、魔族を討伐すれば水は取れる。

 どちらにせよ、ボーデンが笑うことになると実行に賛成。

 クランクも賛成した。

 ロメーロのせいで大事な肉体である手が使えなくなった責任を取らせたい。

 最強の肉体に傷はあってはならない。

 それがクランクの誇りだった。

 その誇りをバカにするのが闘技場の壁。

 なんで壁なのに壊れないのか理解できないが、ムカつくしかない。

 恨みが爆発する。

 破滅の団はロメーロの後を追うように出発すする。

 ロメーロは瞬間移動で消えたのを見て、


「消えたぞ!!」


「インチキスキルか!」


「瞬間移動できるロメーロには追いつけないが、高速馬車で追いかえるぞ」

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