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『王都に帰る』

『王都に帰る』


 瞬間移動を使用して、王都に帰った。

 帰りは寄り道なくてジャッカルとも会わず帰れた。

 先に冒険者ギルドによりジャッカルの素材を交換した。




ジャッカルの魔石 × 23

ジャッカルの毛皮 × 23



 討伐した数だけ魔石と素材を渡して交換。

 それほど強い魔物ではないため、報酬金額は大きくはない。

 それでも持ち帰ったので交換した。

 ギルドで依頼は達成したのは報告した。

 魔族のニンフについて質問をした。


「泉にはニンフという女性の姿をした魔族がいた。話かけてきて俺達は水を取ってもいいと言った。それで取って来た。特にニンフとは戦闘にならなかった」


「ギルドでは泉に魔族がいるのは以前から聞いてました。昔は聖なる水を取っていた。しかしここ数年は聖なる泉には冒険者は行ってません。それで聖なる水が入手できないのです。鍛冶師フーシフォンが欲しがったのは、誰も行かないからです」


「なぜですかね。俺は特に何もなかった。途中はジャッカルが多くいたけど、決して討伐できない魔物ではない。誰も行かないのは不思議だな」


 ギルドの説明では、過去には普通に水を取りに行けたのに最近は行けてないとか。

 どうしてかなと疑問に思う。

 理由があるなら知りたいと思うけど、俺にはさっぱりだった。


「ある冒険者が怖い目にあったとかで、その影響もあるかと。冒険者は噂を信じますから。危険な場所にあえて行く必要はないのです」


「それもそうだな」


「ロメーロ様、深く考えないで。水は取れるのだし気にすることないよ」


「俺の考えすぎか」


 アスカには考え過ぎと言われる。

 どうやら俺の考えすぎらしい。

 

「聖なる水は成功したことです。鍛冶師フーシフォンに届くる方が大事でしょう。ロメーロが戻って来るのを待っている」


「フーシフォンに会いにいく」


 フーシフォンに届ければいいか。

 きっといいアイテムなどを作ってくれるに違いない。

 最近は誰も行かないので聖なる水は、フーシフォンは持っていないわけで、俺の帰りを待っていた。

 どこにも入手できないなら、俺がどこかの商人にこの水を売れば相当な金額で売れるとも言えるな。

 もちろん売ったりはしないで全部フーシフォンに渡すつもりだ。

 アイテムや商品は数が多ければ値は下がり、数が少なく希少な物ほど価値が上がり値は高くなる。

 これは国内の流通する全てに当てはまる。

 俺が何もなく成功したと聞けば、誰かが行っても不思議はないかな。

 

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