『泉に行く』
『泉に行く』
「嫁?? なんで私が嫁なのよ、バカじゃないの」
オリオンはいきなりリアンを嫁にすると言い出す。
リアンを自分のものにしたいらしいが、リアン本人はその気はない。
むしろあきれている感じだが、オリオンはリアンが俺と一緒にいるのが気に食わないようだ。
「リアンが嫌がっている」
「ロメーロに騙されてるだけだ。リアンはまた破滅の団に戻る」
「行きましょう、この男の顔を見たくない」
リアンは嫌がってギルドから出る。
闘技場を殴るとは思いもしなかった行動だな。
オリオンよりも聖なる泉に行くのが重要。
フーシフォンには聖なる水を取ってくると約束したし、早く出発した方がよさそうだ。
「器用富豪スキル、瞬間移動、聖なる泉に」
『器用貧乏』早歩き Fランク
↓
『器用富豪』瞬間移動 SSSランク
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一瞬で森に来ていた。
この近くに泉があると思う。
地図で見ただけなので、正確に泉にいけなかったからだ。
周囲を探せば見つかるとは思う。
目的は一つで、聖なる泉に行き、聖なる水を取ればいい。
容量は入れる瓶を複数本持って来たので、その瓶に入れる。
森を捜索する。とても静かな森であり空気も綺麗。
しかしこうした森でも魔物は存在する。
冒険者が来ないのは、危険があると聞いているからだ。
魔王や副官ゼノではないが、命令された魔物が最近来ているなら始末する。
「魔物です。獣の魔物。集団です」
「スキルを付与する。アスカとリアンでいけるか?」
「やってみます」
魔物がさっそく襲ってくる。
なるべくアスカとリアンにも経験を積ませる意味もありスキルを付与する。
危険なら俺も参戦する。
先に鑑定をする。
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『器用貧乏』のぞき見 Fランク
↓
『器用富豪』神眼鑑定 SSSランク
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名前 ジャッカル
レベル 66
体力 560
魔力 510
攻撃力 521
防御力 581
素早さ 599
スキル
鋭い牙
魔法
レベルは66とあったので、十分にアスカとリアンで対応可能だろうが、複数匹いるのが厄介か。
敵の牙は要注意かな。




