『混浴風呂』
『混浴風呂』
「ロメーロ様、宿に帰ったらお風呂にしましょう。厳しい訓練を終えたのですから汗をいっぱいかいています」
「風呂に入る。疲れたよ」
「ユンナとブルレスカも来たらいいです」
「行きます」
「私も行きます」
闘技場を後にして宿に戻った。
協力してくれたユンナとブルレスカも一緒に来た。
宿はそんなに広くないけど、来てくれる。
俺が疲れているのをアスカは察していて、風呂の準備をしてくれたのはありがたい。
あっつい風呂に入りたいな。
「ロメーロ様、お風呂、どうぞ」
「ありがとう」
宿にはちゃんと風呂はついている。
広くはないが不満はない。
熱い湯に入る。
一気にオネストとの戦いの疲労が飛んで行った。
気持ちいいな。
アスカにありがとうと言いたい。
湯に入って時間を楽しんだ。
また次も訓練はする予定。
魔王ブラーゼンがいつ攻めてくるかわからない現状は、来るまでの間に少しでも訓練はしたい。
俺に出来るのは、それくらいか。
オネストの子孫だったから器用富豪スキルが得られたという。
器用貧乏スキルは、冒険者ギルドに行けば、ごく普通に持っているスキル。
だいたいがパーティーの中でも後方支援だ。
スキルは多く持っているが、どれも下位のスキルであるから、初級冒険者のままが多い。
レベルが上級に上がる人はほぼいないという。
俺もそうだろうと思っていた。
オリオンのパーティーに入って、そのまま初級で居るのだろうと。
しかし俺は違った。
当然に器用富豪スキルに進化した。
あれはガブレラ神が俺にだけ進化させたのだった。
他の人では子孫ではないので進化できないということかな。
「入りますよ~」
アスカか。
一緒に入る気か。
「お邪魔します」
「体を流しますよ」
「リアンに、ナミュール王女もか」
リアンとナミュール王女も入ってきた。
なぜか大胆だな。
「私達もはいります」
「ええええ、ブルレスカとユンナもか。いいのかい?」
「せっかく宿に来たのだし、入りたいと思いました」
「そうかい、今日はありがとう、ユンナには闘技場を建設してもらい、ブルレスカにはアダマンタイトを分けてもらった。それで作った闘技場は丈夫だったよ」
「周囲には何の影響はなかったです」
闘技場の外の人にケガ人が出るのが怖かったから、それがないのが一番だな。
それにしても大浴場でもない普通の風呂に5人もの女性は圧倒的だった。
「今日はいい剣術をしてた。次は私が指導するから、私の言う通りに動きなさい」
「ああああ、聖剣レーヴァテインもか」
レーヴァテインまで女体化して風呂に。
「いいだろう、私だって一緒に動いていたのだ。湯に入りたいさ」
6人に増えた。
6人の女に囲まれる風呂はいい湯だな。
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