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『ブルレスカにレア鉱石をもらう』

『ブルレスカにレア鉱石をもらう』


 以前から知り合っているドワーフ族のブルレスカは金属に詳しいし、彼女に相談すれば強度のある壁が作れそうだ。


「ブルレスカの力が必要になりそうだ。彼女の所に行く」


「忙しいわね、また瞬間移動ですか」


「俺だけ行くから、みんなは待っていていい」


「待ってます」


「よろしくね」


 ブルレスカに会いに瞬間移動する。

 場所はドワーフ族が良く行く鉱山。

 ドワーフ族の人に聞けば居場所は教えてくれると思う。

 俺だけ行くのは、俺一人でいいと思ったからだ。




 ドワーフ族がいる鉱山に到着。

 ここは以前にも来たことがあり、多くのドワーフ族の人と顔なじみだ。

 俺が近くに行くとドワーフ族の人が気づいてくれた。


「ロメーロじゃないか。今日は鉱山に行くのかい?」


「ちょっとブルレスカに相談があって来たんだ。彼女はいますか」


「いますよ、お~いブルレスカ」


「何かな?」


「ブルレスカ、俺だよ」


 ブルレスカは鉱山にいたので、直ぐに出会えたのはラッキーだった。

 俺の顔を見て、


「ロメーロじゃない、今日は採掘に来たの?」


「俺は採掘はできないさ、ドワーフ族とは違う。相談があって来たんだ」


「どうぞ、相談してよ。全然聞きます」


「実は王都に闘技場を建設予定。それで周囲に壁を作りたい」


「壁なら石とかレンガでいいのじゃない?」


 ブルレスカは当然のように聞いてくる。


「それが耐久力と強度が必要になった。オネストの攻撃や魔法も当たるし、周りには多くの人が通る。どうしても強度が欲しい。そこでブルレスカが持っている強度の強い鉱石が必要になった」


「なるほどね、私が採掘したレアな鉱石なら魔法にも耐えられるってわけね」


「そういうことだが、協力してもらえるかな」


 話は通じて理解してくれた。

 問題はブルレスカが協力してくれるかだ。

 彼女も忙しい毎日だろうし、採掘もする。

 暇ではないのは承知して来た。


「協力するに決まっている。ロメーロは私にスキルを与えてくれた人。その人の頼みなら任せなさい。レアな鉱石ほど強度は一般的に強くなるの。そして数も少ないとされる。鉄や青銅は強度は普通くらいしかない。その代わり入手しやすい。ミスリルや銀とかになるとレアで数が少ないですが、強度は格段に上がります。そして今は私が集めたのはミスリルよりも上のアダマンタイトです」


「アダマンタイト?」


 アダマンタイトとはあまり馴染みがない言葉だった。

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