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『ユンナにお願い』

『ユンナにお願い』


「いいのかい。断られると思った」


 良かった。

 ユンナは即答で引き受けてくれると。

 着て良かったと思う。


「でも忙しそうよ。今だって走って作業してたでしょう」


「ロメーロのスキルで私は仕事ができているのです。そのロメーロの頼みなら喜んで引き受けます。それでどんな内容ですかね」


「剣術場を作って欲しいんだ。実はガブレラ神とオネストが来て、俺に魔王との戦うのは無理で修行が必要だっていうんだ。ただそういう訓練するには施設がないと危険だってなったんだ。ユンナに作ってもらおうと話して来た」


「剣術場を作るのね。いいですよ。ロメーロが訓練する施設を作れるなら頑張ります」


 ユンナは説明を聞いて納得してくれた。

 ユンナなら俺らには作れない施設も作れる。

 任せた方が懸命だな。


「私もロメーロもみんな建築の知識とかないし作るのは無理だったのよ」


「素人が作るのは難しいです。それで建設場所は考えてありますか?」


「場所か、どこがいいかな」


 ユンナにお願いすることばかり頭がいってて、大事な施設の土地を全く考えてなかった。

 土地がなければ、作れないよな。

 土地は今は所有していなくて、宿に住んでいる。

 食事も外食が多いけど、生活には困っていなかったので、土地の購入はしてなかった。

 ただ今回は土地を購入するようだな。

 王都の土地の相場は全く知らないので、どれくらいお金がかかるものなのか。


「考えてなかったの?」


「全く考えてなかった」


 リアンはがっくりとする。

 仕方ないだろう。


「先のことまで考えてないのはロメーロらしいわね。土地を購入するには資金がいる。資金はいつも魔石や素材の報酬があるから問題ないと思う。ロメーロのアイテムボックスにあるでしょ」


「資金は取ってある。一生暮らせる金はある」


 大金は全部アイテムボックスである神の袋にある。

 今までの魔物を討伐した全財産がある。

 自分でも把握してないが、たぶん相当な大金持ちだろう。

 何しろグールマスターやらイフリートスやら、他にもAランク以上の魔物を討伐して報酬を得ている。

 生活には全く困らないからな。


「私の考えでは商人ギルドに行けば土地を紹介してもらえると思う」


「商人ギルドだな、直ぐに行こう、ユンナも来てくれ」


 王都にある商人ギルドがいいとなり移動する。



「器用富豪スキル、瞬間移動、商人ギルドへ」


『器用貧乏』早歩き Fランク

『器用富豪』瞬間移動 SSSランク

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