『剣術場を作る』
『剣術場を作る』
「私は作れません。ロメーロが作るしかない」
「ごめんなさい、私は王女ですので、工事は無理です」
「ナミュール王女に頼むことはしないさ」
「じゃあロメーロは、作れるのかしら?」
「俺には無理でも、建築師は知っている。彼女に頼む」
建築に関しては専門家のユンナがいる。
ここは彼女にお願いして作ってもらうのがいい。
今はどうしているか、王都の街が壊れたから修復する仕事かな。
「ユンナですね。一緒に混浴もした」
「うん、ユンナにお願いする」
「おいロメーロ、お前は訓練もせずに女と混浴をしているのか?」
「偶然に行く風呂が混浴風呂なだけだ。俺から行ったわけではないのは言っておく」
オネストは俺を怪しむ目で見る。
実際には死んでいるオネストも、女には興味あるのかな。
あるわけないか。
そこで建築師のユンナに会いに行った。
ナミュール王女には宿に居てもらった。
「ユンナに会うのはいいけど、どこにいるか知っているの?」
「そうよね、私もユンナの居場所は知りません」
「建築ギルドに行けばわかりますよ」
「そんなギルドがあるのかいリアン?」
「あります。きっとユンナのついて知っている」
リアンから建築ギルドを聞いて向かった。
冒険者ギルドの他にも商人ギルド、農民ギルドもあったから建築ギルドもあるらしい。
王都にある建築ギルドを訪ねた。
中では建築師っぽい男性が多くいた。
ここでは建築の仕事が紹介されるのと思えて、冒険者ギルドが冒険者が魔物を討伐依頼を探すのと同じだろう。
職員にユンナについて聞いてみる。
ユンナは女性建築師であるが、建築師は王都にも相当な数がいるのはわかる。
探すのは難しいかなと予想はする。
「ユンナという建築師を探しているのですが、居場所はわかりますか?」
「ユンナなら王都の街で仕事をしているよ。行けば直ぐにユンナだってわかる」
「えっ、どうしてわかるのかな」
「彼女は王都で、いやエピック国において最強に腕のある建築師だ。有名人だよ」
「有名人?」
「そうだよ、ユンナは城の復旧工事をたった一人で完成した。しかも3か月かかるのを1日で完成させる天才だからな、凄いなんてものじゃない」
「なるほど、わかりました」
職員からユンナがいる場所は聞いた。
行けば直ぐにわかるというのは、俺がスキルを付与したので、すっかり有名人になっているようだ。
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