『オネストと修行』
『オネストと修行』
「ロメーロ様、頑張ってください。応援しています」
「頑張れ、剣の達人になりなさい」
「よしわかったよ、やるよ、オネスト、俺に剣術を教えてくれ」
「教えるよ」
「あはははははは、ワシは楽しく見ているぞ」
「神様なのだから、楽しんでどうする」
話はまとまった。
俺と聖剣レーヴァテイン相手に、オネストが剣術を教えてくれる。
何と言っても最強の伝説の冒険者であるオネスト。
魔王ブラーゼンと戦いでも、凄さが伝わった。
見たことない剣の使い。
俺にできるかと言われたら、正直自信はない。
やると決まったので、ここからはオネストは俺の師匠になる。
レーヴァテインもいるし、大丈夫と思いたい。
「ところでロメーロ様は修行された経験はあるのですか。誰かに教わったり」
「あるにはあるが、学生時代の話だ。冒険者になる前に、魔法学校や剣士学校がある。俺は魔法は全然ダメで、魔力もないし剣士学校に入学した。そこで剣の訓練は受けたが、あくまでも初心者レベル」
俺の剣術なんてしょせんその程度のレベルでしかない。
初心者から抜け出ていないと思う。
成長していない部分は多分にあるかな。
初心者の俺を教えるので、オネストも苦労はするな。
「初心者レベルですか。魔族を討伐してきたのはスキルの持つ凄さですか」
「俺の場合はスキルだよ。剣術は完全に初心者だ」
「教えがいはあるな。厳しくいくぞ」
「最強の伝説のオネスト。ロメーロも大変そう」
「リアン、修行を始める前に脅かすのは止めてくれ」
「悪かった」
「ところで、修行をするのはいいけど、場所は決めてますの?」
「場所か、決めていないな」
「修行するなら、広い場所が必要です。そこらで剣を振り回すのは危険ですし、当たってケガをさせたら大変」
「広い場所があるかな?」
オネストは場所までは考えていなかったようせ、どこでやるかが問題になった。
俺も思いつかないな。
王都で剣術をするとか考えたことなどなかった。
確かに人が多くいる場所は避けるのが懸命だな。
「ガブレラ神様は神様ですので、修行する場所kを作ってください」
「そうだよ神様なら作れるよね?」
「場所か、作れないことはないが、場所を作るのも修行の一つだな、ロメーロが作るのがいいだろう。ワシは見学している」
「ええええ! 神様って意外と厳しいです」
ガブレラ神は俺が作れと。
それも修行だとさ。
俺が作るしかないな。
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