表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

399/600

『ガブレラ神』

『ガブレラ神』


 農地から王都に帰った。

 王都の街中で歩いているとスキルが発動する。

 神映話だったからガブレラ神だな。

 周囲の街の人は、ガブレラ神が突然に姿をだして、腰を抜かす。


「ロメーロ、最近は調子はどうだい?」


「聖剣レーヴァテインの調子はいいよ。以前の剣とは比較にならない鋭さだ」


「当然だ。聖剣だからな」


「ふふふ、ガブレラ神か、私のことわかってきたな」


「お前は最強の剣なのは、前から認めている」


「それならいい」


 聖剣レーヴァテインが会話に入ってくるも、ガブレラ神に対して、ため口ではある。

 神だろうと特別に態度は変えないのがレーヴァテインだ。


「ロメーロとのコンビは、良いようだな。俺ともまたコンビを組みたいか」


「ふふ、オネストか。オネストよりも才能があるかもな、ロメーロの方が」


「本当かよ。ロメーロが俺よりも才能があるって。面白いことを言うな。確かに戦闘の才能はある。しかしまだ俺には及ばないよ」


 オネストまで映話してくる。

 そして俺のことをレーヴァテインと会話していた。

 内容は剣術について。


「魔王ブラーゼンの副官ゼノと戦ったところ。ゼノは魔剣ムーンソードを進化させていたんだ。そこを俺が偶然にも発見できて、魔剣ムーンソードは破壊した。魔王ブラーゼンはいなかった」


「ゼノに会ったのか。魔王ブラーゼンがいなかったのは良かった。まだ確実に魔王ブラーゼンに勝てるかはわからない。それは魔王ブラーゼンも思っているだろう。勝てるなら、すでにロメーロを殺しに来ているはずだ」


 俺がゼノと戦ったのは見てなかったのかよ。

 神様なら手助けできないのは仕方ないとして、せめて見ていてくれっての。


「見ていなかったのか」


「ああ、寝てた」


「寝てどうする。もし魔王ブラーゼンが一緒だったら、どうしてたんだよ」


「すまん、眠くてな、あはははははは」


「あははじゃない、それでどうしたらいいのかな」


 笑ってごまかすなって。

 俺はマジで危険になる可能性があったのだからな。

 それはいいとして、魔王ブラーゼンへの対抗策くらいは持っているのだろうか気にはなる。


「対魔王ブラーゼンのことは、オネストと考えることにする。決まったらまた報告する」


「わかった。待っているよ」


 突然のガブレラ神とオネストと会話して、副官ゼノの件は話した。

 今後は魔王ブラーゼンとの戦いについて考えるそうだ。

 対策は神ならそれなりに考えはあるとして、神に任せていいか。

 俺は自分ではどうにもならないしな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ