『ガブレラ神』
『ガブレラ神』
農地から王都に帰った。
王都の街中で歩いているとスキルが発動する。
神映話だったからガブレラ神だな。
周囲の街の人は、ガブレラ神が突然に姿をだして、腰を抜かす。
「ロメーロ、最近は調子はどうだい?」
「聖剣レーヴァテインの調子はいいよ。以前の剣とは比較にならない鋭さだ」
「当然だ。聖剣だからな」
「ふふふ、ガブレラ神か、私のことわかってきたな」
「お前は最強の剣なのは、前から認めている」
「それならいい」
聖剣レーヴァテインが会話に入ってくるも、ガブレラ神に対して、ため口ではある。
神だろうと特別に態度は変えないのがレーヴァテインだ。
「ロメーロとのコンビは、良いようだな。俺ともまたコンビを組みたいか」
「ふふ、オネストか。オネストよりも才能があるかもな、ロメーロの方が」
「本当かよ。ロメーロが俺よりも才能があるって。面白いことを言うな。確かに戦闘の才能はある。しかしまだ俺には及ばないよ」
オネストまで映話してくる。
そして俺のことをレーヴァテインと会話していた。
内容は剣術について。
「魔王ブラーゼンの副官ゼノと戦ったところ。ゼノは魔剣ムーンソードを進化させていたんだ。そこを俺が偶然にも発見できて、魔剣ムーンソードは破壊した。魔王ブラーゼンはいなかった」
「ゼノに会ったのか。魔王ブラーゼンがいなかったのは良かった。まだ確実に魔王ブラーゼンに勝てるかはわからない。それは魔王ブラーゼンも思っているだろう。勝てるなら、すでにロメーロを殺しに来ているはずだ」
俺がゼノと戦ったのは見てなかったのかよ。
神様なら手助けできないのは仕方ないとして、せめて見ていてくれっての。
「見ていなかったのか」
「ああ、寝てた」
「寝てどうする。もし魔王ブラーゼンが一緒だったら、どうしてたんだよ」
「すまん、眠くてな、あはははははは」
「あははじゃない、それでどうしたらいいのかな」
笑ってごまかすなって。
俺はマジで危険になる可能性があったのだからな。
それはいいとして、魔王ブラーゼンへの対抗策くらいは持っているのだろうか気にはなる。
「対魔王ブラーゼンのことは、オネストと考えることにする。決まったらまた報告する」
「わかった。待っているよ」
突然のガブレラ神とオネストと会話して、副官ゼノの件は話した。
今後は魔王ブラーゼンとの戦いについて考えるそうだ。
対策は神ならそれなりに考えはあるとして、神に任せていいか。
俺は自分ではどうにもならないしな。




