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『種まき開拓』

『種まき開拓』


 ピチュに付与したのは大成功となったことで、ダンも同じ種まきスキルをお願いしてきた。

 この差を見たら、自分も欲しいと言ってくる気持ちはわかる。

 ダンにも付与すると、これで常時付与スキルは3つになるな。

 水質浄化1000倍スキル、農地開拓1000倍スキル、種まきスキル速度1000倍の3つだ。

 まあいいか、ダンが欲しいのに、付与しないというと不公平感がでてしまうしな。

 ダンは懇願する顔で俺を見る。

 農業が発展するのに俺の器用富豪スキルが関り貢献するのなら、それは魔王を倒すのと同じく人族に貢献できるともいえる。

 ガブレラ神から言われたのは人族に貢献して世界を救うということだった。

 王都での農民が喜んでくれるとして、俺が貢献したとなるだろうな。


「種まき速度1000倍スキル、ダンに付与する」


『器用貧乏』 種まき Fランク

『器用富豪』 種まき速度1000倍 SSSランク


------------ーー



「もう付与されたのかな」


「農作業してみたらどう?」


「やってみる」


 農具を持って作業を再開する。

 先ほどは農具を使いつつ、種を植えていったのは遅く感じた。

 今回はというと、ピチュと同じ速度で作業するではないか。

 速いです。

 ピチュと比較しても変わらない速度。


「おおおおおおおお、速いです、俺の手が速いし、足も速く動くぞ」


「ダン、いいわよ、とても速いわよ」


「ピチュに負けてないわよ」


「ありがとうロメーロ、俺も農作業がはかどる。革命的なスキルだ!」


「頑張ってくれ。俺は農作業はできないから」


 ダンにも付与したところ、猛烈に農地での種まき作業が行われる。

 ピチュとともに農地で驚くほど速く動いている。

 こんなに速く動いて疲れはどうなのかな。

 速く動く分、体力の消耗もありそうだが。

 気にはなるけど、疲れたらそこで作業を休止して、休憩したらいいか。

 俺が気にすることではないな。

 作業が速くなれば、食料の不足もなくなるし、いいことしかない。


「ロメーロ様もいい仕事をしました。ピチュとダンは喜んでいます。王都の農業に革命を起こした日です」


「大げさだよ。ちっとばかり速くしただけさ。それに俺は見ているだけで、作業はしてはいないしな」


「それが凄いところなんですけどね。ロメーロ様の仕事で美味しい農作物が食べられます」


「あれ、農民がいっぱい向かって来てる、農具を持ってこっちに来るわよ」


「ええええ! なにあれ! みんな農民ですか!」


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