『種まき』
『種まき』
カイザール国で混浴風呂に入る。
お客さんは店主の方針で入れなかったのもあり、ナミュール王女がいるから当然だろうが、広々と楽しめた。
ゼノとの対戦とういう予想外のことがあったからか、疲れが取れた気もする。
店主のコンチェルには、お礼を言っておいた。
それから宿はカイザール国で宿泊した。
宿も最高級の宿。
別に俺は普通の宿でも良かったが、ナミュール王女が居るので、警備もあり安心できるので高級宿となった。
農民であるピチュは初めての高級宿の宿泊を喜んでいた。
めったにできない経験をした感じだった。
それにしてもピチュはいい体をしていたのは知らなかった。
普段は農作業服を着ているので、性的な目で見ていなかったから、急にお風呂で見たら、ドキッとした。
翌朝にはエピック国に帰ったのは、ピチュはエピック国の農民であるから、帰国する必要があった。
エピック国の王都に瞬間移動で到着。
農地に行って、農民ダンに会った。
「おお、ピチュか、どうなったんだいトマトは?」
「トマトは魔王軍副官ゼノに取られていたの。それで戻ってはこなかった。ロメーロがゼノを追い詰めたけど逃げた。悔しいけど、また頑張って農作物を作るわ」
「残念だったな、トマトはまた作ろうか」
「俺がいたけどピチュにはかわいそうな結果になってしまった」
「ロメーロは農地を救ってくれた人ですので、農民はみんなロメーロを恨むことはないですよ」
ダンに会って話すと、俺は悪くないと言ってくれた。
「最近は農地の方はどうですか?」
「農地開拓スキルをしたので、最悪だった農地は以前とは比較にならない最高の農地になりました。みんな感謝しているよ」
「それは良かった」
「ロメーロ様のスキルで農業を変革させたのね」
「はい、大変革です」
「ピチュはトマトをこれから始めるの?」
「そうですね、また収穫できるように始めます。トマトは全部収穫していたので種まきから始める。他の野菜も種まきからです」
ピチュの農地は収穫しており、また種まきから始めるらしい。
聞いた話では農地の野菜の成長発達が異常に速いと言っていた。
それに味も完璧で、特殊な効果もある。
いいことだらけだが、だけど種まきのような作業はどうなんだろうか。
手作業で作業をしているなら、以前と同じだな。
農業の知識はないけど、時間はかかるとは思う。
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