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『魔剣と聖剣の勝負』

『魔剣と聖剣の勝負』


 

「私が教えてやろう、ムーンソードは確かに強くていい剣。魔剣というのにふさわしい。しかし相手が悪かった。レーヴァテインの私と激突して勝てるはずはなかった。私の評価を低く見過ぎたのがゼノの敗因だよ」


 聖剣レーヴァテインがゼノに説明した。

 ゼノはレーヴァテインに言われて不満そうだあった。

 

「そこまで聖剣レーヴァテインが強かったとは想像以上だった、悔しいが折れたのは現実だ」


「ああああああああ、ムーンソードが折れちゃったあああああ!」


「ムーンソードが負けたああああああ!」


 折れたのを見た魔族は慌てるしかない。

 恐怖で腰を抜かす程に。

 絶対にムーンソードが勝つと思っていたらしい。


「うううううううう、ムーンソードが折れた。ショックではあるがこのことは魔王ブラーゼン様に報告する。あまりにも聖剣レーヴァテインは危険だとな、ロメーロとはここまでだ」


「ここまでとは?」


 ここまでといい残してゼノは森の中に逃亡した。

 魔族も一緒に消える。

 追いかけるか、悩む。

 しかしゼノをここで討伐は難しいだろう。

 逃亡したのを追いかけるのは難しい。

 それとリアンも気になっていて、リアンはここからは見えないのでリアンの所に行くとした。

 リアンの地点に戻った。


「リアン、大丈夫か?」


「ええ、もう魔族は全滅させました」


「全滅か、良かった。俺の方はゼノは逃亡した」


「ロメーロに恐れをなしたのでしょう」


 ゼノが魔法陣にてムーンソードをジャガイモや牛肉を使って進化させたことと、ムーンソードをへし折ってやったことを伝えた。

 そして逃亡したから追いかけなかったとも。

 リアンは納得してくれた。

 魔王ブラーゼンに聖剣レーヴァテインのことは知られるのはあるが、いつか戦うので知られるのは遅いか早いかの違いでしかないと思う。

 これでトマトの盗難からカイザール国での奇妙なことも全部ゼノの仕業だったとした。

 戦い終えて森は半分以上破壊されていた。

 このことはギルドに報告した方がいいのかな。

 それよりも先に王都に帰るか。


「王都に帰るか。アスカ達が待っている」


「そうね、帰りましょうか」



ー--------------

「器用富豪スキル、瞬間移動、カイザール国王都へ」


『器用貧乏』早歩き Fランク

『器用富豪』瞬間移動 SSSランク

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