『42』
『42』
「ええ、ボーデンがそう思ったのは無理もないです。しかし私は実際にハーピーを全滅させた。一人でね。なぜかと、なぜできたのかというと、ロメーロに鍛えられたからよ。私は冒険途中でロメーロのスキルによるスキル上昇させられたのをわかったの。ロメーロが私も守ってくれていたの。だけど、それではだめだ、ロメーロにずっと守ってもらっていたらダメになると思った。それをある日にロメーロに伝えた。そしてロメーロに私のスキルを上昇させないように伝えたの。私は除外するようにね」
「リアンは俺達のスキル上昇はそのまま継続させて、リアンだけ素のままにしたというのか?」
「ロメーロは最初は黙っていたけど、私のことを理解し合うしてくれて、私だけ何も上昇させないままでは危険だから、上昇するのを1000倍ではなくて、100倍とか200倍とか落としてもらった。それで上級ダンジョンや上級魔物と戦いをした。それで私は大変だったけど、自分の力は格段に成長していったの。でもオリオン達は私より成長していなかった。ロメーロに頼っていたからです。ロメーロにもっとスキルを使え、スキルを使えよ、命令していたのをロメーロはそのまま聞いていた。オリオン達はロメーロにスキルをずっと使えと言ったから、ロメーロはあなたの言うことをきいたのよ」
「バカな、ロメーロがスキルをしていたから、俺達は思ったより成長していなかったてのか。確かに俺のレベルは低いが、それでも上級魔物が倒せた」
「きっと私の考えなのだけど、ロメーロのスキルは偉大で神にも匹敵する。しかし欠点もあって、使用された人は異常な強さになるけど、レベルが上がらないのではと思っている。事実私のレベルはあまり上がっていないもの。上級魔物を討伐しているなら、もっと上がっていて不思議はないのに。そうでしょ」
大神官のリアンはロメーロのスキルの性質に気づいていた。
レベルが上がらないのことに。
実際にオリオン達は上級ダンジョンで上級魔物を討伐してきたにもかかわらず、レベルは平凡だった。
「なんだそれ、リアンだけ成長させたのかよ、酷いだろ!」
ロメーロのやり方にボーデンとハニーが怒りをぶつけた。
オリオンも感情が高ぶった。
ふざけるなロメーロと。




