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『ゼノの魔剣』

『ゼノの魔剣』


「魔法陣はあったか」


「遅かったなロメーロ。魔剣は進化は終了だ。もう聖剣などにも負けない。フフフ、ここに来たのはトマトで傷を回復もあるが、本命は魔剣の進化だったのさ」


「魔剣だったか、変だとは思ったが。しかも魔法陣にあるのはなんだ。なにかあるな」


 魔剣は進化が終わったのはいいが、魔法陣にはなにかあった。

 たぶん進化させるのに必要なものかな。


「これは進化をさせるのに必要なものだ。進化させるには条件がある。必要なものは牛肉の脂、ジャガイモの芽、ブドウ酒だ」


「それは、カイザール国で買い占められたものか?」


「ほう、知っていたか、情報が早いな。その通りだ。大量に牛肉の脂とか必要なため、買い占めることにした。人族の商店を襲って強奪もできたが、派手に暴れると目立ってしまう。そのため人族になりすまして購入させた。そして森に運ばせて魔法陣に使ったのさ」


「俺らはトマトが盗まれてからカイザール国にきて、ジャガイモや牛肉が急に買い占めるという事態に異常さを感じた。そして森にたどり着けた。どちらにせよ強奪しても同じだったな」


 王都や周辺の街でジャガイモと牛肉とブドウ酒がなくなった原因が判明した。

 魔剣の進化に使うためだったとはな。

 まさか野菜とかで進化するとは予想もしてなかったので、俺には驚きだった。


「野菜とか肉で進化するのかい?」


 レーヴァテインに聞いてみよう。


「私も初めて見たから知らない」


「レーヴァテインにも牛肉とかブドウ酒を与えてみると進化できるかな」


「できるか! 私をバカにするな」


 牛肉とかでは、レーヴァテインは進化はないようではある。

 まあ。そう簡単に進化したら、そこらの剣が全部最強の剣だらけになってしまうからな。

 魔剣は進化が終わったとして、重症の状態で俺と剣術勝負する気か。

 普通に考えたら、状況は良くないと思うはずだ。

 しかし進化した魔剣が、俺の予想以上に強い剣になっているとしたら、話は変わってくる。

 逃げないのは聖剣レーヴァテインに勝てると思っているからに他ならない。

 よほど自信があるということだ。

 大丈夫か。

 レーヴァテインは全然負ける気はないという感じだが。


「さあ、進化した魔剣の切れ味はどうかな。ロメーロで試し切りしてやろう。聖剣レーヴァテインをも超える存在となったのだ」


「なぜ言い切れる。聖剣レーヴァテインを超えたとわかる?」

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