『カイザール国に行く』
『カイザール国に行く』
ピチェも一緒に行くと決まる。
ダンは残る。
いつものように移動は瞬間移動であるから、最初は宿にいるナミュールのところに移動だな。
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「器用富豪スキル、瞬間移動、宿へ」
『器用貧乏』早歩き Fランク
↓
『器用富豪』瞬間移動 SSSランク
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「うわあああ~ここはどこ~~」
「ピチェ、ここは宿です。ロメーロは瞬間移動できます」
「最初に行ってくださいよ~~~びっくりしました」
ピチェがびっくりしたところで、ナミュールに相談した。
ナミュールはピチェの件に協力しますとなる。
ナミュール王女がいれば、大きな力になりそうだ。
「わかりました。私もカイザール国に行きます。ロメーロと一緒なら、大歓迎ですわ」
ナミュール王女は俺に抱きついてくる。
王女なので困る。
「ちょっと、ナミュール王女、宿ではいいですが、カイザール国内では、あまりロメーロとイチャイチャすると、どんな関係なのかと思われますよ」
「はい、カイザールでは気を付けます」
「いやいや、カイザールだけじゃなくて、いつも離れなさいってば!」
アスカは怒るのでナミュール王女は離れた。
確かにカイザール国内では俺とナミュール王女があまりベタベタするのは危険だな。
変に疑われるしな。
「あああああ~~王女とこんな生活しているロメーロは、まるで王子様みたいです~~」
「やめてくれピチェ、俺は王子じゃないよ」
神様の次は王子様か。
まいったな。
「王子様ですよ、ちなみに私はエルフ国の王女でもあります」
「ひぇ~~~~、アスカはエルフ国の王女だったのですか、王女が二人もいて、それにリアンは大神官。もうわけがわからない」
「ピチェはあまり深く考えなくていいのよ、ロメーロと私達の関係は」
「はい、考えません」
ナミュール王女も承諾してくれたし、次の目的地はカイザールの王都。
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「器用富豪スキル、瞬間移動、カイザール国王都へ」
『器用貧乏』早歩き Fランク
↓
『器用富豪』瞬間移動 SSSランク
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一瞬で移動する。
ピチェはショックで言葉が出ない。
エピック国の王都の風景から、一瞬でカイザール国の王都へと来た。
ナミュール王女にとっては母国であるので案内してもらうとして、トマトをこの国で販売するかが問題だな。




