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『オリオンは鉱石を取りに行く』

『オリオンは鉱石を取りに行く』


 オリオンはギルドにいた。

 ボーデン屋仲間と一緒だ。

 ハニーが噂をオリオンに話す。


「今ギルドの冒険者から聞いた話しで、ロメーロがダンジョンに行ったことを聞いた。なんでもそのダンジョンには鉱石が取れるるしいの」


「ふん、鉱石なんて取りに行ってどうするのだ。大して金にもならないのに」


 オリオンはバカにしてまともに聞いていない。


「鉱石はドワーフや採掘を専門の冒険者がしたらいい。俺のような偉大な賢者がする仕事ではないな。ハニーが聞いたのが本当ならロメーロはバカだってことさ」


「ロメーロらしい、何を考えているかわからない行動だよ」


「でもね、みんなはそう思うのと同じで私もそう思ったら、話は違っていて、なんでもその鉱石はレアな鉱石が取れるかもということなの。ドワーフがレアな鉱石がありそうだと言ったらしい」


「なぜロメーロが行く必要がある。ドワーフだけで行けばいい。採掘したらいいだろう」


 賢者ボーデンはレアな鉱石なら採掘したらいいと思う。


「どうも採掘が難しいらしいの。それでロメーロが一緒に行ったとされるの」


「するとロメーロがレアな鉱石とやらで金を儲けるつもりか。ロメーロに金を取らせるのはムカつくな。ただロメーロが行くからには魔物がいるのと予想される」


「どうするオリオン、俺たちも行ってレアな鉱石とやらを取ってしまおうぜ。ドワーフがレアなというなら嘘ではない、確実に大金になる。魔物はロメーロに倒させて、俺達が横取りしちゃおうぜ」


「いいな、横取りするか。あいつに汚い仕事はさせて俺達が美味しいおもいをする。あははははは、ロメーロに悔しいおもいをさせてやろうか!」


「決まりだな、ハニーよ、そのダンジョンに案内してくれ」


 ハニーの話を聞いたオリオンはロメーロから鉱石を横取りする計画を立てて実行する。

 もちろんレアな鉱石はある。

 しかしオリオンはこの時はオーガ級の魔物がいるのを知らない。

 ロメーロが倒したものだと思い込んでいて、ロメーロに倒させる腹積もりだった。

 自分達は楽に鉱石を横取りしようという考えだったが、何もわからずにダンジョンに行った。

 行った時はすでにロメーロがオーガを討伐して、ブルレスカ達がレアな鉱石を採掘した後だった。

 ダンジョンには冒険者はいないかったのは、ロメーロの話を聞いたギルドが冒険者を行かないように決めたからだった。

 そのためダンジョンは誰もいないのだった。

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