表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

358/600

『オーガと戦闘する』

『オーガと戦闘する』


 オークキング、オークジェネラルとも戦闘した経験があるが、オークキングよりも体格が大きく感じて、腕力はありそうだな。

 すでにスキル上昇はしてあるのでいつでも戦闘には入れるとしてオーガの方から近寄ってきた。


「きさまらどこから来た?

 壁があっただろう」


「壁はあったけど破して来た」


「破壊だと? あの壁は俺が殴っても壊れなかった壁だぞ。どうやって壊したのか言え」


「それなら私が一発叩いて壊したのよ」


「なに!! あんな小さな女が一発だと! 俺が長年叩いても叩いても壊れなかった壁だ。それを一発とは信じられるかよ」


 オーガもこの壁を壊したかったらしいが、何年も叩いても壊れなかったというのは納得する。

 俺のスキルで1000倍にしたから壊れたのであって、通常は魔物やオーガ級が殴っても壊れない壁だった。

 だからかオーガは疑っていて、信じようとはしないけど、俺には信じようとしんじまいとどちらでも関係ない。


「お前が信じなくても俺には関係ないことだ。ただ俺が来たのはこのダンジョンで採掘したいから来た。採掘させてくれるか?」


「採掘などやらせるかよ。このダンジョンはずっと俺ら魔族へ封印されてきたのだ。壁が作られてしまい壁の向こうには行けなくなった。壁へいくら攻撃しても破壊できないので、魔族はずっと閉じ込められたのだ。フフフフ壁を人族が壊したのなら、ありがとうと言ってやろう、バカな人族だな。俺ら魔族を閉じ込めておいた壁を自分達で破壊したのだからな。フフフフフフフフ」


 オーガが言うにはオーガ以外にも魔族がこちら側にいるらしく、しかも長年閉じ込められていて困っていたと。

 それを俺がスキルを付与して破壊してしまったから、嬉しいということか。

 破壊する前に知っていたら壁を破壊しなくても良かったが、事情を知らないので破てしまった。

 多分ブルレスカだってそんな事情は知らずに俺に依頼をしたものと思うけど、オーガの態度を見ると採掘させるつもりは、もうとうないようだった。

 つまりはオーガを殺さないと採掘は不可能な話になり、ブルレスカの望みは叶えられそうにないな。


「ダメか、採掘させないか。そしたら力づくで採掘させてもらうことになるがいいかな」


「俺を倒すって意味か。アハハハハハハハハハ、笑えるな。オーガの俺を倒すって意味だろう。知らないのかオーガをよ。魔族でも最悪なのをよ!」

本当にブックマーク、応援ありがとうございます!!


「面白い」と思っていただけたなら


ブックマーク登録と広告下にある【☆☆☆☆☆】に応援ポイントをお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ