『聖剣レーヴァテインはオネストを知っている』
『聖剣レーヴァテインはオネストを知っている』
「なぜですか?」
「ああ、そう言えば魔王を倒した時に聖剣を使っていたと聞きました。じゃあオネストが使っていたと」
「そうです。私を使い魔王を倒したのですオネストは。まあもう今は死んでいますけど。あれれれ、死んでいるわよねオネストは。なのにどうしてロメーロは一緒に戦ったのよ?」
「えっ、今頃気づいたの、遅くないですか」
「教えなさい」
「オネストはガブレラ神のところに普段は生活している。生活ていうのかわからないけど。そこで魔王との戦いは俺が不利になったのを知り、一時的に物質化したんだ。ガブレラ神がそうした」
「なるほどな、あのガブレラ神が関わっているのか。それでオネストは魔王と戦えたのなら納得する」
「納得するのかよ」
「それだと聖剣はガブレラ神もご存知と?」
「もちろん知っています。長いこと会ってないな」
「じゃあ会わせてあげたら。その方が話が早いわよ」
「そうだな」
俺もそう思った。
聖剣が古くから知り合いなら会わせた方が楽でいい。
器用富豪スキルで。
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『器用貧乏』祈り Fランク
↓
『器用富豪』神映話 SSSランク
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神映話を使用する。
ガブレラ神とオネストを呼び出した。
すると二人とも同時に聖剣レーヴァテインの前に現れる。
「なんだよ、また呼び出したのか?」
「ここは、ダンジョンか?」
「おおお、ガブレラ神とオネストか。久しぶりですね」
「おいおい、お前はレーヴァテインじゃないか。さてはロメーロが聖剣のダンジョンに来て抜いたのか」
「その通り。魔王と戦ったと話を聞いた。私を必要としているのですね」
会話をする。
神ともオネストとも知り合いなのは本当らしい。
いきなり会って知り合いのように話を出来るのは、初めて見た。
「うん、今の魔王ブラーゼンは強い。ロメーロだけでは難しかったのだ。レーヴァテインが力を貸すのなら魔王ブラーゼンとも戦えるだろう。力を合わせてやってくれ。俺の時みたいに」
「わかりましたよ。オネストがそう言うなら力を与えます。ロメーロに私の力を」
「えええっ!」
「なにこれっ!!!!」
レーヴァテインが力を貸すとした。
しかしその瞬間に聖剣に変化が起きた。




