『聖剣を取る』
『聖剣を取る』
「それじゃロメーロには抜けるのかな。オネストに認められている存在だし、試してみる価値はある。やってみなよ」
「そんなに凄い剣なのか」
「それはあらゆる剣のなかでも最高の剣でしょう」
「ロメーロ様、取りに行きましょう。ダンジョンに行きましょう」
「行ってみるかな。抜けるかわからないけどな」
アスカも行くのを誘ってきたし、行くとなった。
ギルドからは聖剣のダンジョンの場所を聞いた。
ダンジョンはエピック国内で、王都からは距離はあったものの、地図によって教えてもらい瞬間移動するとした。
ダンジョン近くに移動した。
「ここが聖剣のあるダンジョン。ギルドからは魔物も多くいるとのこと。そして冒険者はほとんど来ないらしい。魔物のレベルも高いし、聖剣は長年誰も抜けないのがあると言っていた」
「ロメーロが抜けるかが問題ね。オネストが使っていたなら、ロメーロだって使えると思うけど、オネストはなにか言ってなかったのかな?」
「俺には何も言ってなかった。聞いてみてもいいが、あえて聞かないでおく。俺に言わないのは、何となく自分で探して自分の剣にしろと思っている感じがするんだ。俺を試している感じがする」
「ロメーロん試しているなら、ダンジョンに行くべきね、さあ入りましょう」
ダンジョンに入った。
聞いていたように魔物はいたので、アスカとリアンが討伐していった。
スキルでステータス上昇を彼女らにはしておいた。
聞いていた通り!魔物は強い。
そこらの低レベルな魔物とは違った。
あまり冒険者が来たからないのも納得だな。
聖剣が目的でなければ、わざわざ来る必要ないか。
それに地図で場所を確認したが険しい場所にあり、来るのも苦労する。
ダンジョンの階層は複雑だった。
迷路のような構造をしていて、俺を試している風に思えたのは不思議だ。
途中で休憩しながらも階層を下へ下へと進んだ。
「アスカ、魔物は強いかな?」
「はい、私のレベルでは勝てない魔物ばかりです。スキルを付与されているから勝てますけど」
「聖剣はどこにあるのかな。最下層まで行くようかな」
「この感じだと最下層まで進みそうね。最下層が何階かわからない。ギルドはそこまで教えてくれなかったわね」
「自分達で調べろってことだな。聖剣は最強の剣と言っていた。最下層くらいまでいけないようでは、そもそも持つ資格がないということだろうな」
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