『オネストに驚く』
『オネストに驚く』
「まさか、本当にあの伝説のオネストなのかい」
「信じられないな。娘の婚約者は奇跡を起こせるのだな」
「俺も最神とオネストを見た時は驚きましたよ」
「とにかく、ロメーロには頑張ってもらうしかない。神のワシにはそれしかできないのでな。ロメーロにへ力を授けてある。魔王に勝てるかはロメーロ次第だな」
「神の力を持っているのかロメーロは。強いわけだな」
「それじゃ頑張ってなロメーロ」
「おいおい、神なのに人に頼りすぎだろ」
姿を見せたのはいいが、結局は俺に任せるとなった。
俺に期待されても困るけどな。
「大丈夫だ、ロメーロにへ俺が特訓を考えている。オリオンにもな。対魔王の対策をな」
「なにそれ? 特訓するのか」
初めて聞いた。
特訓て、厳しそうだな。
オネストが俺を強くする訓練てことだな。
それなら魔王にも勝てると思える。
なにせ最強の冒険者だからな。
教わることは沢山あるだろう。
そこまで言ったらガブレラ神と勇者オネストは消えた。
「まさか本当に実在していたとは」
「凄いものを見たな」
こうして会議は終わった。
国王らは混乱している感じではあったが、魔王の強さは伝わったと思う。
問題はこれからどうするかだ。
今の俺では勝てないのはわかった。
俺が強くなるしかないな。
オリオンやボーデンも会議にはいたけど、魔王を倒すと自信ありだった。
副官のゼノに負けたのに良く言えたなと思う。
ただ三国の大国が協力するのはいいことだ。
力を合わせれば、魔族は嫌がるだろう。
事実、すでに魔王の配下の魔族が城にいたしな。
魔族を討伐したのは、国王は聞いていたのかはわからないけど、今後も魔族や魔物らが国に進軍してくるのへ確実だろうな。
「おいロメーロ、調子に乗るなよな。俺が賢者なのを忘れるな」
「賢者なのは忘れていないよ。ボーデンが魔王を倒せるのなら俺は歓迎だよ」
「ふふふ俺は大賢者だ。魔王を討伐したら今日来た国王らは俺を祝福する」
「俺もいるぜ。勇者オネストの後継者は俺だからな」
「わかったよオリオン」
「必ず俺が魔王を倒すと言っておこう、あはははははははははははははははは」
オリオンは会議が終わり俺に宣言した。
ボーデンも同じだった。




