『会議』
『会議』
初めて器用富豪スキルを使っても倒せない相手だった。
まだ俺にも改良の余地があるなら、そこをあらためる必要があるな。
そもそも俺はまだ戦いの経験が浅いし、まだ成長できると思う。
オネストの戦いを間近に見た時に痛感した。
「魔王に勝てるのかい?」
「実はあの魔王との戦いの最中は勇者オネストも戦いました。オネストのおかげで魔王を撃退できたといえます」
「なんだって~~、勇者オネストってあの伝説の勇者のことかい。言っている意味がわからないぞ?」
「私もわからないが?」
オネストの名前を出すとやはり混乱する国王達。
俺のことを頭がおかしいのかという感じで見てくる。
「勇者オネストは過去の人で死んでいますけど、ガブレラ神の力を借りて、いきなり実物化させたのです。それで一緒に戦えたのです」
「何を言っているのかな?」
「全くロメーロの言っている意味がわからないが?」
「ロメーロ、あなたの話では余計に混乱するだけだわ」
「どうやって説明したらいいのか」
「そうねえ、またここに呼んだらいいわ」
「なるほどね。呼ぶか」
「呼ぶの?」
説明するよりも!本人に説明してもらったほうが早い。
俺の説明では理解してもらえないのもある。
国王らは完全に俺をイカれていると思っているしな。
戦うのはできなくなったが、映話するのは可能だ。
そこでガブレラ神とオネストを会議の場に呼び出すとした。
「俺が今から神と勇者オネストを呼びますから」
実際に呼んでみた。
器用富豪スキルを使う。
「何か用事かな?」
「誰だい、この人は?」
「ガブレラ神だ」
「えええ~~、ガブレラ神なの!!」
「信じられない。神が目の前にいるなんて!!」
エピック国王は見ているが、カイザール国王とエルフ国王は初めて見たので衝撃だろう。
「それと彼は勇者オネストです」
「俺へオネストだ。死んでいるが、神と一緒にいる。スキルの力を使えばこうして会話もできる。魔王と戦ったのは事実。しかし姿を実物にするのは力が必要でもうできない。次回はロメーロが戦うことになるな」
「俺もいるぜオネスト」
「オリオンか。キミもいたな。ロメーロと一緒に戦いなさい」
「ふふふ、俺がいればロメーロなどいないくても大丈夫さ」
「偉そうに言うわね。何も出来なかったくせに」
「魔王の力を拝見していたのさ。俺が戦えば魔王も逃げるさ」




