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『会議に呼ばれる』

『会議に呼ばれる』


 魔王がエピック国内に攻めてきたのもあり、隣国でも問題になっていた。

 カイザール国王、アスカの父親でもあるエルフ国王が会議に参加するため招かれたとか。

 その会議には俺も呼ばれたのは魔王と直接戦ったからだった。

 俺は会議とか好きではないけど招待されたのを断るのも無理なので参加した。

 アスカとリアンも仲間であるので参加する。

 アスカは父親と対面して、


「父も招かれたのですね」


「魔王が遂に現れたからには、エルフ国も通常とはいかない。厳戒体制となる。しかしよく魔王を撃退できたな。さすがロメーロだ。娘の婚約者だな」


「えええ~~、婚約者なのかい?」


 エピック国王は俺に質問してくる。


「はい、と言うか、そうなっています」


「婚約者なら、いずれはエルフ国の国王となるのか。初めて聞いた話だぞ」


「娘のナミュールと婚約も進めているから、まだ決まったわけではないけどな」


「えええ~~、カイザール国王。それは本当なのかい?」


「本当だ。娘のナミュールも言っておる」


「いやいや、私が正式な婚約者ですから! ナミュール王女には引っ込んでとらいますからね!」


 ナミュール王女と俺の婚約話まで出てきてしまい、話が変な方向にいく。

 アスカも黙っていない。

 こうなるとアスカは相手が国王でも引かないからな。

 面倒なことになったな。


「待ってください。話は魔王をどうするかですよね。俺の婚約は違ってきてます」


「そうだったが、ロメーロが国王になると、国力にも影響する。その国は最強になる」


「待ってくださいロメーロだけじゃない俺もいますよ」


「あなたは勇者オリオンか。勇者パーティーは魔王には勝てなかったのですよね?」


「勝てなかったのはロメーロも一緒です。俺もいたので魔王は退散したのです」


 本当かよ。

 よく国王の前で、そんな嘘が言えるよなと感心してしまう。


「さすか勇者パーティーだ。エピック国には勇者オリオンのパーティーがいる。魔王が退散したとはいえ、今度はエピック国かエルフ国か我がカイザール国に来るかわからない。いう来てもいいように、お互いに協力しあうのがいい」


「お互いに魔王を討伐するのに、全面的に協力しよう。魔王は強い。我が国はオリオンを派遣する。ロメーロには次回も協力してもらいたいがよいかな?」


「はい、協力します。俺は次も魔王と戦いますよ。勝てる保証はないけど、対策を考えます」


 考えると言っておくけど、今のところ保証はないんだな。

 あの魔王の強さは、将軍とかのイフリートスなどとは比較できない強さだった。

 

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