『魔王と戦闘』
『魔王と戦闘』
「ガブレラ神か? ちょっとヤバいですね」
「魔王は強い。負けそうなのはわかった。そこで緊急対応する。初代勇者オネストを送る」
「ええ? オネストを送るとは?」
「こういうことだよ!」
魔王獄炎破をオネストが防いだ。
どういうことだ?
生きているのか?
過去の伝説の勇者だから死んでいるはずだが。
「死んでいるの?」
「もちろん死んでいる。普段はガブレラ神と暮らしている。だが一時的にだが戦闘も可能だ。今は説明している時間はない、一緒に魔王ブラーゼンと戦う」
「わかった。戦う」
よく話が理解できないが、一緒に戦ってくれるらしい。
オネストが一緒なら勝てそうな気もしてきた。
「バカな、キサマはオネストなのか。存在しているはずがないが」
「ふふふ、ガブレラ神の力は偉大なのだ。一時的にだが俺を実態化した。さああ魔王よ、俺も相手になってやろう覚悟しろ」
「フフフフ面白い。伝説の勇者オネストもいるとはな。ならば戦ってやろう」
そこからはオネストも加えて激戦となった。
俺も剣術で応戦。
「ムムム、強い! 伝説の勇者オネスト。伝説になるだけはある」
「俺のことを知っているのか。俺もまだまだ有名なのだな。魔王を討伐したのは、ずいぶん昔の話だが」
オネストの剣術や魔法は凄まじい。
俺とは比較にならない強さだった。
これが初代勇者か。
伝説になるだけはあるな。
剣と魔法の最上級の戦いが見れた。
今までの戦いは子供に思えるくらいにハイレベルだった。
「すげえなオネストって」
「当たり前だ。元は勇者だからな。オリオン達とは一緒にするでない」
「これからも一緒に戦ってくれよ」
「それはできない理由がある。戦えるのは一度だけだ」
「ええ? 一度だけかよ」
「このように物理的になるのは、特殊な状態。めったにできるものではない。だから毎回ではなくて、本当にロメーロがピンチの時に助けに行こうと思っていた」
「まあ、一度でもありがたいか」
魔王は余裕で戦ってきたが、俺とオネストが相手では厳しくなる。
徐々に後方に下がっていくのがわかった。
映話はできるが、物理状態になるのは一度だけらしい。
それだけ難しいようだ。
普通は一度だって無理だけどな。
魔王の魔王獄炎破が迫ってくるも、オネストが防御した。
すごい防御だ。
勉強になるな。
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