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「大変だあああああああああああ!」
「魔王軍だああああああああ、直ぐに国王に報告だああああ!」
魔王軍が来たことを兵士は国王に伝える。
城ではパニック状態になっていて、直ぐに国王のもとで会議が行われる。
「オリオン、それに剛健の羽マクネスよ、良くぞ来た。魔王が遂に王都に攻めてきた。魔王ブラーゼンだ。討伐を命じる」
「はい国王、勇者パーティーが必ず討伐します」
「我ら剛健の羽も討伐に協力します」
剛健の羽はAランクパーティーであり王都においては有名だった。
王都に現れた魔王に勇者パーティーは興奮する。
今までロメーロに散々とおいしいところを持っていかれた。
特にオリオンはロメーロにばかり活躍して面白くない毎日だった。
魔王ブラーゼンが来たのは、国王に最強をアピールする絶好のチャンス。
オリオンと魔王ブラーゼンは対峙する。
「俺達は勇者パーティー、そして勇者オリオンだ」
「同じく最強賢者ボーデン」
「最強の盾クランクだ」
「クククク、勇者パーティーか。俺を出迎えたか。エピック国を制圧に来た。邪魔するなら死んでもらう」
「来いよ魔王ブラーゼン!」
「副官ゼノがお相手します。どれほどの力があるか見ます」
「任せたゼノ」
「何、ゼノもいるのか。魔王じゃないなら俺は倒せないぜ」
「勇者パーティーの力を見てやろう。デーモンクラッシャー!」
「うあわあああああああ」
「ぎゃああああああああ」
オリオンとクランクはゼノの魔法によって一撃で倒れる。
ゼノの名前は知っていたが、勝てると思いこんでいた結果だった。
「まさか、ここまで強いとは、うううう」
「強すぎる、さすが副官ゼノ、うううう」
「賢者も葬ってやろう、デーモンクラッシャーで」
「ああああああああああああ」
続けて賢者も魔法を受けると、あっさりと倒れてしまう。
もう立てる力はない。
あまりの力の差にがく然して、恐怖した。
これが魔王と副官なのかと。
古代の文書では呼んでいたが、会ってみて恐怖する。
ここにいるのを後悔する。
ハニーは後方に控えていたが、とても前に出るのは無理だった。
「魔王様、勇者パーティーは楽勝でした」
「うむ、伝説では魔王は勇者パーティーに負けた話がある。だから俺は勇者パーティーを最大に警戒していたが、警戒しすぎたようだ。あはははははは、これでエピック国はこのブラーゼンが支配する!」
魔王ブラーゼンは制圧した宣言をする。
そして城に王都に向かって魔法を放つ。
魔法は王都の街を軽く吹き飛ばした。
家は吹き飛び、王都の街の半分は消えてしまう。
一瞬の出来事にAランクパーティーの剛健の羽マクネスは、気絶する。
魔王の魔力の大きさに耐えられなかった。
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