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魔大陸は人族の大陸とは違う。
ロメーロがいるエピック国、カイザール国、エルフ国などは人族の大陸となる。
魔王がいるのが魔大陸である。
魔王を筆頭にして魔族がほぼ全て。
よって人族のパーティーがこの魔大陸に行く時は、周りは魔族だらけになるのは覚悟しなければならない。
魔王ブラーゼンは魔王城にいた。
人族の大陸を制圧するための準備を進めていた。
「おいゼノよ、将軍らの状況はどうなったか聞きたい、俺が行かなくても国を制圧してしまったか?」
「それが、違います魔王ブラーゼン様」
答えたのは魔王の側近である副官ゼノ。
苦しい顔で答える。
最悪は命が無くなると思って言った。
「違う? イフリートス、オークキング、グリフォンは先に人族の国に送っただろう。我が魔王軍将軍の3人だぞ」
「はい、3人の将軍は情報によると死にましたという報告です」
「バカっな!! 3将軍とも呼ばれるほどの能力だぞ。死んだというのか?」
魔王はさすがにこの報告には受け入れるのはできなかった。
副官でなければ殺されていただろう。
「本当です魔王様。人族に負けて死んだということです。確かなことはわかりませんが、勇者パーティーもいたらしいですが、勇者パーティーではないロメーロという人族が殺したとも」
「ロメーロ? 勇者パーティーでもない人族が、我が将軍3人を殺したのか。許せぬな。ゼノよ。我が直接行くしかないだろう、そのロメーロという奴を見てやる」
「はい、行きましょう。魔王ブラーゼン様が行けば人族を制圧は確実です」
魔王ブラーゼンが行くと決まり魔王城は活気ついた。
長年続く人族との戦いに終止符がうたれるとなった。
「うひょおおおおお、魔王様が行けば楽勝で終わりだな!」
「魔王様に勝てる奴はいるわけない!」
「魔王様が最強だ!」
魔族は魔王の強さに圧倒されていた。
魔王こそが最強だと信じて疑わない。
ロメーロの噂は遂に魔王の耳に届いたのは、ロメーロには予感はあった。
これでロメーロに復讐する魔王とロメーロとの戦いは避けて通れなくなった。
そして魔王と副官ゼノを筆頭に、他の魔王軍も一緒にエピック国に向かった。
転移魔法を使って移動したので、エピック国の王都付近まで来てしまった。
エピック国の騎士団が魔王軍の姿を発見した時はもう王都は囲まれていた。




