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『302 勇者パーティー』

『302 勇者パーティー』



 落とし穴に落ちたオリオンは怒りしかなかった。

 集めた冒険者20人も、他の穴に落ちていた。

 どうしてか理由はわかないままである。


「おい! いつまで穴にいるんだよ」


「やっと魔法の効果は切れた。落ちるとしばらくは出れなくする効果も付与した。まさか俺が落ちるとは予想もしてなかった」


「よし出れたぞ。早くロメーロを追いかけようぜ。あ、でもロメーロも今頃は落ちているか」


「そうだよオリオン。あいつらも穴に落ちているさ。あはははははは、ざまあみろだ」


 ロメーロは落ちたのは当たっているが、直ぐに出れたのは知らないオリオン。

 しかも落とし穴はロメーロが転移させて、そこに落ちてしまったのだったが、それも知るはずもなかった。

 落ちた冒険者20人も穴から出て集合した。

 追いかけるために、直ぐに出発する。





 ロメーロ達はゆっくりと進んでいたので、追いつくことができた。

 しかも事前に植物に仕掛けをしたのであった。

 オリオン達、破滅の団と冒険者20人は急いだ。

 だがオリオンは悲観的ではない。

 むしろ自信を持っている。

 なぜならもう一つ仕掛けの罠があるからだ。

 事前に罠を仕掛けたのは2つあった。


「ふっふふふふふ、まだ終わってはいない。そうだろボーデン?」


「終わってはいないどころか、ロメーロが終わっている」


「ボーデンは仕掛けた罠があるからな」


「落とし穴は私らが落ちて失敗でしょ。それも怪しいな」


「ハニーは心配するな。俺に任せればいい。なぜならこのエピック国が生んだ天才賢者の俺が仕込んだのだからな」


「どんなの仕込んだのよ」


 ハニーはまだ信用できないのは、落とし穴でのことがあるから。


「ふふっふふふ、ハニーにはまだ知らせてなかったか。教えてやろう。それは樹木を異常に成長させる」


「樹木を?」


「なぜ?」


「教皇に聞いたとおり、目的の植物は森の中にある。森は樹木で覆われている。そこで通る道の途中まで行った。危険なので途中であるが、冒険者と行き樹木に魔法をかけた。俺の持っている魔法をな」


「どんな魔法を?」


「無生物を異常に成長させる魔法だ。樹木を急成長させて通れなくさせた。だからロメーロが行っても途中で停止だ。それ以上は進めないのだ」


「凄いわね、落とし穴よりは使えそう」


「待てよボーデン。それでは俺達も通れないだろうに。意味ないだろう?」


 クランクは賢者の話に疑問を持った。

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