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『019』

『019』


「それと聞きたいですが、私も鉱山に行きましたが、オリオンもいた。彼らはまだ来てないと思うけど、ロメーロがドラゴンを討伐するのを邪魔した。なぜですか?」


「リアンが言っている意味がわかりまん。そもそもオリオンは鉱山の依頼を受け付けてませんし、知っているかも疑問です。どうして鉱山に行ったのか。受付けないていないのに」


「依頼を受付けてなかったのか。それならオリオンに会ったら聞いてみると言い。ロメーロが討伐する前は、鉱山を閉鎖するといいだしていたから」


 リアンがオリオンの件を話したら、受付嬢は知らないでいた。

 本当は知っていて嘘を言っていることもあるが。

 ギルドは国の機関であるから、国はオリオン側と思う。

 オリオンも最近は依頼を失敗しているので、どこまで国王から信頼されているかは微妙ではある。




 依頼を終えてギルドは出た。


「ギルドはロメーロをどう思っているのかな。オリオン側の考えなのかな」


「だと思う。ギルドは国の組織だしな」


「オリオンは何度も依頼を失敗している。国王が怒ったとも聞いているので、私はギルドもその内に見放すと思っている」


「勇者パーティーじゃなくなる。いい気味です。ロメーロ様の強さを知ったし、古代の勇者オネストが使っていた器用富豪スキルをロメーロ様が使えるのも知ったし、今頃はショックを受けてますよ」


「古代の勇者と自分を重ねているのだろうな。自分が古代の勇者みたいに歴史に残る人物になりたいのと思う」


「オリオンには無理ね。あれに勇者の資格を与えるべきではなかった。最悪の勇者になった。歴代最悪でしょう」


「そこまで言うか。まあこれで俺の強さはわかっただろうから、俺には関わらないと思いたい。弱い魔物と戦い経験を積むのがいい」


 オリオンは地道に経験を積んで強くなってくれたらいい。

 強くなればギルドはオリオンを本当に評価するようになる。

 後はオリオンやボーデンが、どれだけ受け入れるかだな。

 現実を見ないで、いつまでも勇者や賢者を名のっている間は成長はないのだ。


「さあ、報酬は得た。今度は鍛冶師の所に報告だ」


「そうですね、元々の依頼を出したのは鍛冶師の人たちですので、鉱山の採掘が再開されたと知れば喜ぶ」


 王都の鍛冶師達の職場に行く。

 職場は鍛治師らが多くいる地域だが、みんな仕事がなくてぶらぶらしていた。

 俺達が出会った鍛冶師フーシフォンの姿もあった。

 

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