表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

261/600

『264』

『264』


「ダン、そして農民の皆さんには俺から力を与える。その力を使って自分たちで農地を回復させる。それが俺の役割だ。器用富豪スキル、農地開拓1000倍上昇」



「器用富豪スキル、農地開拓1000倍上昇」


『器用貧乏』 土堀り Fランク

『器用富豪』 農地開拓1000倍上昇 SSSランク

ー--------------



 このスキルは俺も初めて見るスキルだった。

 名前からもわかるが戦闘スキルではない。

 この1000倍上昇スキルを集まった農民全員に与えた。

 それも常時発動ととして。

 つまりは農民全員に一生与え続けることになる。

 これは俺の体へ負担になるが、農民が喜ぶならそれでいいと思っている。

 多くの農民に与えた。


「えええ? いったい何をしたのかな、よくわかりませんけど」


「何も農地は変化してないよ?」


 農民は不思議に思っていた。

 何も変化がないからだった。

 その光景をみていたオリオンが、


「あはははははは、農地は変化ないぜ。あはははははは、変わってないぜ。ロメーロのは無理だったんだよ。農地を元に戻すとか偉そうに言っておいて、農民をがっかりさせたな」


「オリオンは黙って見ていな。ロメーロは嘘はつかないよ。これからわかるんだよ」


「リアンはまだロメーロを信じているのか。これでわかっただろ、ロメーロは嘘つきで俺が優れているとな」


 オリオンは俺の器用富豪スキルを見下していて、わかろうとしなかった。

 だが結果はわかる。

 器用富豪スキルはオリオンの想像を遥かに超えた存在だと。


「ここはダンの農地だったな。そしたら農具で土を耕してくれないか」


「えええ? 農具で? 無駄だと思うけどさ。ロメーロがやれと言うなら農具で掘ってみようか、こうかな?」


 ダンは俺が言った通りに農具で土を一回掘った。

 軽く掘っただけだった。

 ダンは意味がわかっていないし、周りの農民もなぜか理化できない行動と思った。

 だがダンが一回掘った土は変化が起きた。


「あはははははは、ロメーロ最高だな、何も起きやしねえ! バカな農民だぜ、サハギドンに汚染された農地は復活はいないんだよ。ロメーロを信じるから、騙されるんだよ!」


「ちょっと待てよ、待てよ、土が変換しているぞ。ほら、俺が掘った部分から土の色が変色していく!」


「本当だ! ダンの農地が元に戻っているぞ、もっと掘ってみなよ!」


 ダンは奇跡を見たかのようにして、何度も土を掘った。

 すると真っ黒い汚染された農地は、綺麗な土に変色していった。

 ダンの農地は見る間に元の農地に変貌したのだった。

本当にブックマーク、応援ありがとうございます!!


「面白い」と思っていただけたなら


ブックマーク登録と広告下にある【☆☆☆☆☆】に応援ポイントをお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ