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『260』

『260』


 将軍になりたいといっていたから、俺を倒すとばかり予想していた。

 けどサハギドンは激流に乗って逃げる作戦だった。

 勢いよく流れに乗って川の流れに逆流する。

 逆流するのは相当な力がいる。

 俺が追いつくのは不可能だな。

 激流のスキルがあるサハギドンが有利だった。

 だがここで逃がせば農民の農地は、再び汚染される危険がある。

 逃がすわけにはいかないよな。

 サハギドンが逃げるのを器用富豪スキルで食い止めればいい。

 そこで数あるスキルの中から、この場に適したスキルを選ぶ。


「ゲボゲボ、ロメーロ、サハギドンが逃げた。どうする気だゲボゲボ?」


 オリオンが溺れながらも聞いてきた。


「そうだなオリオンに協力してもらおうか」


「俺に協力ゲボゲボ。それよりも俺を水中から助けろ。もう死にそうだゲボゲボ?」


「わかった、助ける。だがちょっとばかり手伝ってもらうがいいな」


「な、な、何をする気だあああああああ!」


 オリオンは激流を受けて瀕死状態だった。

 そのまま水中で死にかかっていた。

 そのオリオンを俺は掴んだ。

 そこで器用富豪スキルを使う。


「器用富豪スキル、遠投1000倍上昇」



『器用貧乏』石投げ Fランク

『器用富豪』遠投1000倍上昇 SSSランク

ー--------------



 オリオンを掴んで水中から出すと、上流に逃げるサハギドンに投げる。

 人を投げるのは初めてだった。

 オリオンの体重から考えて、普通は直ぐに落ちる。

 しかし遠投1000倍に上昇させた器用富豪スキルであるからオリオンの体はまるで石を投げたみたいに飛んで行った。

 オリオンは悲鳴をあげる。


「あああああああああああ!」


「ケケケケ、もうここまで逃げれば追って来れない。危ないところだった。それにしてもロメーロは危険な強さだったが、ああああああああ、なんでオリオンが飛んで来るううううう、ぎゃあああああああああああああ!」


「どうやら命中したようだな」


 オリオンが落下して遠くに行ったサハギドンに命中。

 一撃でサハギドンを停止させるのに成功した。

 それを見ていた、ハニーから、


「オリオンを投げて食い止めるてむちゃくちゃだ。それにあり得ないスキルだ。なんなの? ロメーロはいったい何者なのよ」


「俺か? そうだなあ、信じないかもしれないが神に頼まれたとだけは言っておくよ」


「神に?」


 ハニーは何を言ってるのという顔で俺を見る。

 それよりもサハギドンが先だな。

 サハギドンとオリオンが激突した地点い移動した。

 

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