『258』
『258』
「俺が最弱とは聞き捨てならない。大賢者のボーデンだぞ。俺に対して失礼だ。訂正しろ」
「えっ、お前が大賢者のボーデンだったのか。ケケケケ」
「そうだ、ゲボゲボ、ゲボゲボ」
ボーデンは必死に大賢者だと訴えるも、戦える状態でない。
もうじきおぼれ死ぬ感じだ。
大賢者にしては弱いので笑っていた。
「ケケケケケケケケ、弱すぎる。こんな弱い賢者いるか。賢者とは思えないケケケケ」
「ケケケケとか言うな。俺が大賢者だ」
ボーデンは言ってもサハギドンには伝わらない程度の強さだった。
Bランクというのは褒めすぎか。
Bランクでも最下位のBランクだろう。
「俺はエピック国最強の防御力があるクランクだ」
「えええええええ、お前が! ケケケケ、信じられない柔い防御力だ。お前など魔王城に行ったら即死だな、ケケケケ、情報と違う」
「サハギドンの情報はちっとばかり古いな。最新の情報ではないな。それがお前の敗因だな。最新の情報を得ていたなら、俺が誰かは知っているはずだ」
「知らない、ロメーロという名前は聞いてない。川で王都を襲う準備中だったから情報収集はしてなかった。だから何なのだ。最新の情報だと何が違う。わずかの短期間で変化があったのか?」
「本当に知らないようだな。俺のことを。教えてもいいが魔王城にはこの情報は届けられないがな。最新の情報は俺がグールマスター、オークキング、イフリートスを数日で討伐した。そして一番最近ではグリフォンも多くの仲間と討伐した。これで俺と戦うのが間違いだったとわかったか。王都ではけっこう広まっている話だが」
「なんだと! グールマスター、オークキング、イフリートスやグリフォンが討伐されただと! そんな情報は今初めて聞いた。そうなのかサハギン?」
子分のサハギンが問われる。
「いいえ、知りませんでした。我らは水中にいましたし、農民ばかり見てましたので」
「バカか! 少しは陸に上がれ!」
「すみませんサハギドン様」
怒られるサハギン。
どうやらサハギンに言って王都を観察して情報は集めていたらしが、サハギンには情報収集能力は低かった。
それで俺のことが王都では有名になっているのに知らなかったと判明した。
「なんだてえええええ、ゲボゲボ、グリフォンも討伐したって! それは俺も知らないぞ、ゲボゲボ、ゲボゲボ」
「オリオンは知らないのはしょうがない。なぜならグリフォンを討伐したのは最近だからな。グリフォンはエルフ国を支配しようとしていた。それを俺が阻止しただけだ」
「まさか、あのグリフォンもか、ゲボゲボ」
水に溺れる寸前のオリオンは驚いていたが、もうすぐ水中に潜る寸前だな。
早く助けないとヤバそうだな。




