『244』
『244』
「仲間じゃないわよ。勘違いしないで」
リアンははっきりとクランクに。
クランクはリアンを仲間だと思っている。
でもリアンは反抗する感じで言い返す。
「いいだろ、一緒にダンジョンにも行った。苦しいい戦闘を一緒にしてきた仲間だろう。ロメーロに騙されてるんだ。早く回復魔法を頼む」
「でもね」
「してあげたらいい。ケガはしているからな」
「わかったわ」
悩んでいるリアンに俺が回復魔法をするように言った。
別にそれくらいなら良いと思った。
リアンが嫌なら構わないが、回復魔法をした。
オリオンとクランクとボーデンを治癒した。
回復したクランクはリアンにお礼をする。
「ありがたいリアン。また破滅の団でも治癒してくれ。オリオンとボーデンも待っている」
「今回だけですから」
「助かるぜリアン」
オリオンもお礼をするけどリアンは無視した。
王都に帰った。
オリオンの指示であった。
俺はもっと調査がいるかと思ったけど、オリオンは早く帰りたいと言うので、仕方なかった。
なぜかというと、ギルドに破滅の団が達成したと伝えたいからだろう。
最近は依頼に失敗しているらしいから、成功したと言いたいのがあった。
王都ギルドに。
入るとオリオンはまっすぐに受付嬢の前に行った。
ボーデンやハニーも並ぶ。
俺はその後に行くと、
「あら、オリオン。依頼はどうなったのかな。川の水質が変ですので、水の調査をお願いしました件です」
「その依頼なら、たった今達成したところだ」
「本当ですか。それは素晴らしいです。詳しい話を聞きたいです」
オリオンは自信満々に語った。
もう全部自分が達成したかのように話す。
受付嬢はというと依頼達成は嬉しいわけで笑顔になった。
「川に行き進んでいくと、魔物がいた。魔物はサハギンだった」
「サハギン! 確か水性の魔物です。それでサハギンは?」
「討伐したさ。俺達の破滅の団がな」
オリオンはかなり捻じ曲げて話す。
討伐は全部自分たちのものとして話した。
オリオンっぽいな。
俺の方に視線送ってきた。
まるで俺に黙っていろと言わんばかりに。
「ちょっとオリオン!」
リアンがさすがに黙ってなかった。
俺は口出しはしなかったが、リアンは黙っていない。
「リアンどうした。間違ってないよな。サハギン35匹はすべて破滅の団が討伐したんだ」
「ううう」
リアンはオリオンの決めつけに黙ってしまった。
どちらかというと、リアンはあきれてしまった感じだった。
これ以上議論しても時間の無駄だと思ったのだ。
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