『228』
『228』
城から去り、王都でぶらぶらしていく。
アスカはエピック国の王都は初めてだったから、楽しそうだ。
エルフ国の王都と同じくらい人はいるから、買い物とかしたいのか。
リアンは王都は馴染みがある。
オリオンとずっと王都を拠点にしていたのもある。
別に楽しそうではない。
むしろ視線を感じているっぽい。
リアンは顔と名前がこの王都ではし ているから、男から視線を受けていた。
王都の街を楽しんだ。
「王都は楽しいか?」
「初めて来たし、色々と飽きません」
「良かったな」
「あそこに野菜とかも売ってます、見たことない野菜とかもあるわ」
アスカは食品が売っているお店を見ていた。
野菜は土地によって違う種類の野菜があるから、エルフ国とは違うのがある。
珍しいのだろう。
俺も寄ってみた。
「野菜が少ないかな?」
「お客さん、野菜は少ないよ。なぜかというと農民が困っている。農地で作物が取れないんだ。だから我々も売る野菜がない」
「あら、それは困りましたね。どうしてですか、天気が悪いとか?」
「理由がわからないです。農民の話では水がダメだと言っている。川の水がおかしいと。このままでは王都の農民は仕事がなくなる」
店主の話だと川の水に異変があるらしい。
急に異変があるものなのかな。
でも野菜が取れないのは深刻だろうな。
俺も気になるので聞いてみたい。
「店主、その川は近いのかい?」
「ええ、近いよ」
店主に詳しい川の場所を聞いた。
王都の近くを流れる川だった。
「その川なら私が知っている。ロメーロが行きたいなら案内する」
「よろしく」
リアンは俺よりも王都に詳しい。
川を知っていたので案内してもらった。
川は近かった。
大きい川で、王都周辺の農地に水を送っている重要な水源らしい。
この川に異常があれば農民は失業してしまう。
「ロメーロ様。川に来たのは農民を救うのですか?」
「そうだな、アスカが野菜を見ていて、店主が困っている姿を見たら無視はできないな」
農民も困っているなら助けたいと思う。
今のところやることはないし、俺が助けられるなら力になりたい。
「ロメーロ様が力を貸せば、農民も喜ぶでしょう」
「農民なら、農地にいる。聞いてみるのがいい。ロメーロは知らないと思うけどね。冒険者には有名になったけど農民は関係ないから」
「知らなくていいさ」
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