『227』
『227』
「そうですが、オリオンのところにいるのは嫌になった。だから飛び出た。そしてロメーロを探して一緒になった」
「まさかだ。追放したロメーロを探して一緒になるとは予想もしてなかった。このことはオリオンは知っているのか?」
「オリオンには出ていくときに、ロメーロを探すとは言ってあるから、わかっていると思うけど。私はオリオンには興味ないです。彼が勇者だろうが、もうどうでもいいのです」
リアンの言い方に国王はショックを受ける。
リアンは特別な存在なのが反応でわかる。
よりによってなぜロメーロって感じだ。
「リアンは良いとしよう。問題は今やS級の魔物が人族の領土に入ってきている点だ。グールマスターとオークキング、イフリートスがカイザール国で良かった。わが国には脅威は来てないようだ。だが油断はできない。いつ国が滅ぶクラスの魔族やらが攻めてきてもおかしくない状況だ。そこでロメーロには我が国と友好したいと思っている。オリオンは追放したけど、エピック国は追放してない」
「いや、俺はオリオンから追放された時に、ギルドからも冷たくされたけど。助けてくれなかった」
これは大げさではない。
本当に冷たかった。
それは忘れないよ。
国王には伝えておく。
「それだったら謝る。今はロメーロの力が必要だ。敵対したくはない」
「つまりは困ったときだけロメーロ様の力が欲しい。魔族が怖くなくなったらロメーロ様は要らないって聞こえる」
アスカが国王に強く言った。
アスカは怖いものなしか。
家が王家だからかも知れないが、俺には無理な言い方だ。
「そんな都合よいものではない。助けがいると言っているだけだ」
「わかりました。エピック国が俺の助けがいるなら、助けます。俺の力が役に立つならそれでいい」
「ロメーロ様は優しすぎますわ」
「俺は不満はないよ」
「それではロメーロは我が国で活動してもらえるようにギルドには伝えておく」
「待って」
そこでリアンが話を止めた。
「リアン、何かな、問題があるかな」
「あります。ロメーロが協力するとして、ギルドに行くでしょ。その時にオリオンらも来る。邪魔して来ます、あの男は」
「オリオンらが邪魔? そうかロメーロを嫌っているからか。ギルドにはオリオンらが邪魔したらしないよう言っておく」
「俺はいいけど、オリオンは俺を嫌っているのは間違いない。まあ、俺は気にしないけどな」
国王はオリオンには言っておくというから、嫌がらせとかはしてこれないとは思う。




