『182話 ダークエルフ村58』
『182話 ダークエルフ村58』
それからは獅子のブレスとアスカの魔法、ダークエルフの魔法と剣術との乱れ打ちになった。
「じぎあああああああああああああああああああああああ」
結果はグリフォンがズタズタにされるのが俺の目にもはっきりと見えた。
グリフォンの体を見たらわかる。
大量の流血があるし、疲労もあるから、体力は相当に減少したはずだ。
たださすがにグリフォンてのは、体力は並外れた体力を持っているので、まだ底がわからない。
「グググググググググググググググ、ロメーロとか言ったな。異常なスキル上昇を使うのだな。ダークエルフがこんなに強いわけないのだ。絶対に苦戦をするわけないのだああああああああああああああっ」
「おいおい、やっと気づいたかよ。遅いな」
「ああああっ、グリフォンが翼を広げたぞおおおおお!」
「ああっ、飛行する、飛行する!」
「ロメーロ様、グリフォンが飛んでいますよ!」
「飛行してどうするのかだ」
グリフォンは血を流した状態で飛行しだした。 ただ体力は大幅に減少しているのからか、飛行は安定していない。
フラフラと飛行していて、落下しそうな感じではある。
この感じだと逃亡する感じにも見えるな。
グリフォンの名前を持っているので、逃げるのはないと思っているが、飛行したので攻撃も考えておく。
飛行状態から攻撃されると厄介である。
広範囲に攻撃が可能だし、影響が大きい。
飛行したのを少し観察していた。




