『180話 ダークエルフ村56』
『180話 ダークエルフ村56』
アスカは風魔法をする。
「風を起こせ、ウインドカッター!」
スパアアアアアアアアア!
ズバアアアアアアアアアアアア!
アスカの得意な風魔法であった。
本来の力よりも強い効果があるのだから、グリフォンは苦しむことになるな。
「うぎあああああああああああああああああああああああああああ」
「やったね!」
「いいぞ、アスカ」
「エルフの魔法は久しぶりに見た。エルフは魔法適正が高いのはロメーロも知っていて、アスカに魔法をさせた。グリフォンの防御力も下げてあったから、威力は倍増、いやもっとか。賢者のボーデンよりもセンスあるかも」
リアンも頷いているくらいに破壊力があったため、グリフォンは絶叫したのは俺の思ったと通りだ。
多重にスキルをしたので、グリフォンもSランク級からAやBランクくらいにまでステータスは落ちていた。
しかし当のグリフォンはそこに気づいていなかった。
自身のステータスがここまで落ちていると。
「おおおお、エルフのアスカも参戦した、いい感じだぞ!」
「アスカ、もっとやれえええ!」
「いくわよ、ウインドカッター!」
ズバアアアアアアアアアアアア!
ズバアアアアアアアアアアアア!
「ざぎああああああああああああ、エルフがなぜこの村にいるのだ、敵対しているはずだ。村に居られるはずないのぎやあああああ」
「私はエルフ国の皇女アスカです。エルフとダークエルフを戦わせるのは許しません」
「皇女だって、まさかあのアスカ皇女だったのか?」
「皇女だったのか?」
「皇女が俺たちダークエルフの味方になった」
「エルフとダークエルフは一つになれる。私が一つにします」
アスカが国を統一すると言うとダークエルフは一気に士気が上がった。
これが最後の攻撃だ。
もう俺の力がなくなる。
多重スキルの限界だった。
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