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『173話 ダークエルフ村51』

『173話 ダークエルフ村51』



「ぐわああああああ、さすがに魔法は防御できまい、獅子のブレスで全員を凍らせる!」


 バアアアアアアア!

 連続で氷の魔法で来る。

 魔法も強力だな。

 今のでAランクパーティーが全滅してもおかしくなかった。

 他にもまだあるかもな。

 魔王に使える魔物だから、そこらの魔物とは次元が違う。

 

「また凍らせられる、ロメーロのスキルも通じない!」


「駄目だ、引け、グリフォンから引け!」


 グリフォンに接近し体力を減らしていたのだが、魔法攻撃によるダメージで、騎士は接近をやめていく。


 形勢が逆転したのは見事だなとグリフォンに言ってやりたいが、俺の恩恵でまた逆転させてやろうと思う。


 グリフォンの最大の敗因は俺の存在を低く見ている点。

 俺の器用富豪を理解しておらず、もっと早く器用富豪を低く見ていて俺を先に潰しにくるべきだったのに、またもダークエルフに攻撃した。

 俺を無視しているあたりは、器用富豪をわかっていない証拠だ。


「ロメーロ、ロメーロ、どうしたらいいの?」


「ロメーロ、ロメーロ、このままでは撤退するしか……」


 アスカとチークが慌てて取り乱す。

 俺に撤退を求めてきたくらいに。

 撤退の選択はない。

 たとえ国全土を凍らせる魔法でも撤退はなかった。

 チークは震えている。

 よほど怖いのが伝わる。


「撤退は要らない。グリフォンから引くな。俺を信じてくれ。器用富豪スキルの恩恵はまだある。君たちは偉大なるエルフの血が流れている。エルフ族は有能な種族だ。同じく偉大なる力が俺にもある」


「器用富豪でグリフォンの魔法に対抗策があるのかい?」


「無理だ無理だ、化け物だ」


「ロメーロのスキルでも無理だ」


「俺の器用富豪は、万能だ。これから証明する。器用富豪スキル、魔法防御1000倍上昇」


「器用富豪スキル、敵全体魔力1000倍減少」


「器用富豪スキル、敵全体速度1000倍減少」


「器用富豪スキル、敵全体防御力1000倍減少」



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