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『170話 ダークエルフ村48』

『170話 ダークエルフ村48』



 それからもグリフォンの破壊的な攻撃が出る。

 強烈な爪だった。

 ダークエルフらに爪を与えた。

 苦しいが防御して防ぐ。


「ロメーロをみんな信じて戦おう、彼は俺たちがこの戦いに勝つことに意味があるという。そうだな、エルフ国を追放されたのは、グリフォンのせいだ、みんなグリフォンを許すな!」


「そうだ、そうだ、グリフォンこそ、我らの敵。ダークエルフの怒りを思い知らせてやれ!」


 防御で自信をつけた騎士は、グリフォンにも勝てると信じていて、自分達の力で宿敵を倒すとなったのは、俺の考えが通じたので嬉しい。


 あくまで俺は今回は補助的な立場でしかないが、重要なのはダークエルフの自尊心であり、彼らには俺にはない偉大なるエルフの誇りがあるのだ。


 エルフ族の一員であるダークエルフの誇りを著しく傷つけたのがグリフォンなので、俺は少しでも誇りを取り戻せるように手助けをしたらいい。


 騎士達の目は輝いており、戦闘することに迷いは全くなく、戦いをするのを自分達を取り戻せると信じている目だ。


 グリフォンの足で踏まれる。

 苦しむダークエルフをみんなで救出する。

 あれだけの巨体なので踏まれたら即死するのが常識だが、救出されても意識はある。

 体力は減少するが、即死はなかった。

 

 俺に器用富豪スキルを与えた神なら、当然に俺の行為を褒めるよな。


 そして許せないのはエルフ国を支配しようとしているグリフォンだ。


 本来なら魔王の城で勇者パーティーが来るのを待っているキャラだろうに、なぜか自分から動きだして、世界に影響させた。


 イフリートスしかり、グールマスターしかりで、異様な行動だし、不気味なサインにも思えた。


「ううう、ロメーロのスキルか?」


「俺の器用富豪スキルだ。グレムリンから聞いてなかったのか」


「グレムリンからは報告された。だがここまでの力とは聞いてなかった」


「じゃあ今のでわかったろう。ダークエルフには俺がスキルをした。よって彼らは普通の強さではなくなった。どうする、まだ戦うか」


「当たり前だろ、魔王の名にかけてダークエルフぬ負けるなんて恥ずかしくて帰れない」


「帰ることはない。心配はいらない」


「いらないか。そうだな。ロメーロとダークエルフは全員ここで死ぬからな、あははははは」


「違うな。死ぬのはグリフォンの方だな」


 恐ろしいのはまだ俺を殺せると思っている点。

 これだけのスキルを見せてあげたのだから、もう勝ち目はないと思ってもいいが。

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