『169話 ダークエルフ村47』
『169話 ダークエルフ村47』
グレムリンが体力がなくなり、立てずにいて、騎士に拘束されているのをグリフォンはバカにした。
魔物でも裏切りとかあるのだな。
助けるかと思った俺が甘かったらしく、あっさりと見捨てていて、要らないと宣言された。
グレムリンが可愛そうと思うくいに。
宣言されたグレムリンは、悲しい顔をして、助けてと訴えても遅かったのは、グリフォンは騎士との戦いをしているからだ。
グリフォンからしたらグレムリンなど、しょせんは使い捨てなわけだ。
激しい爪による攻撃は、恐らくはAランク冒険者が受けても、耐えられない強さだ。
Aランクの盾や鎧を装備していても簡単に壊れる。
神話級の盾を持ってしても、耐えられない強さだ。
ただし防御力1000倍にしてあるため、騎士の防御力はAランク冒険者の防御力とは比較にならないレベルにある。
Sランク冒険者が神話級の盾を持ったのをも超える力を与えたのだ。
もちろん短時間でしかできないが。
グリフォンはまだそのことに気づいていなく、何度も爪による攻撃も繰り出す。
「獅子の爪を受けろ!」
「受けれる!」
「なぜかわからないけど、受けれるぞ! やっぱりロメーロはすごいくな!」
「耐えられます、何とか耐えらる。ロメーロのスキルがあれば耐えられる!」
「えええ! 我が最強の爪が効かないだと。ただのダークエルフだろ、それなのになぜこんなに強いのだ」
「グリフォンは俺たちを恐れている。怖がっている。攻めろおおおおお!」
「怖がっているだと。たかがダークエルフにこのグリフォンが言われるとは、これがロメーロなのか。ロメーロのスキルて奴か」
やっと俺の存在を理解してきたらしい。
遅いけどな。
グレムリンよりも遅い。
もっと早く俺のスキルがあるのと気づくべきだった。
この段階で気づくとは、自分の力を過信したな。
魔王の側近でもあるので、過信するのはわかるが、俺は例外だ。
Aランクパーティー程度とは違う。
グレムリンからは俺のことは聞いているはずだが、Aランク程度と思っていたようだな。
そこが甘かったな。
俺に対してその余裕はよくないな。
たとえ俺が戦っていなくても、油断していたな。
せめてダークエルフよりも先に俺を消すのが正解だった。
俺を先に消さずに、ダークエルフに行ったのは、スキルについての危機感かなかったわけだ。




