『163話 ダークエルフ村41』
『163話 ダークエルフ村41』
「グレードヒール」
「おおおお、またも回復させてもらったぞ!」
「ありがとう、リアン!」
「むむむむむむ、生意気な女だ」
「ロメーロ様、あの女性はお知り合いでしたか?」
「アスカは知らないのだったな。彼女は勇者オリオンの破滅の団にいた大神官リアンだ」
「ええっ、あの大神官リアンですか、わたしでも知ってる!」
「知っていたか。俺よりも有名人かもな」
「今ではロメーロの方が有名よ。私よりもね」
「本当か?」
「有名です。ロメーロの名前をカイザール国であちこちで聞いた。そしてセイウン国に来ていると聞いて来たの」
「有名らしいです、ロメーロ様」
「ありがたくないがな」
アスカはリアンのことを名前は知っていたらしく、驚いていた。
リアンはエピック国でも唯一の大神官の名をなのれる人物。
エルフ国にも大神官リアンの名前は届いてようだ。
勇者パーティーが知られていたから、知っていたのも納得だった。
世界の教会においてもリアンは大神官として認められた存在。
リアンがいたからオリオンも勇者パーティーに認められたとも言えるから、オリオンは大変になるな。
大神官がいないのなら勇者パーティーも取り消しなんてことにならないとも限らない。
なぜもっも大事にリアンをしてあげなかったのか。
大事にすればリアンも出てかったとも言えるのにな。
「俺のカマイタチも忘れるな!」
リアンの活躍を見ていたグレムリンが攻撃してきた。
俺が軽く切ったから肩は痛めているのにな。
よく攻撃できたな。
そこはグリフォンに認められた魔族と言うことか。
だが痛めた肩では攻撃力は半減以下だ。
俺に傷を負わせるのは不可能であった。
「もう一匹魔物がいて、風魔法を使うぞ!」
「ロメーロ様、魔物に押されています。ダークエルフの騎士が50人ほどになりました。人数では多いけど、グリフォンは強いです」
「俺も参加する」
「器用富豪スキル、物理攻撃力1000倍上昇」
『器用貧乏』打撃 Fランク
↓
『器用富豪』物理攻撃力1000倍上昇 SSSランク
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「器用富豪スキル、魔法防御1000倍上昇」
『器用貧乏』魔法壁 Fランク
↓
『器用富豪』魔法防御力1000倍上昇 SSSランク
ー--------------
「器用富豪スキル、速度1000倍上昇」
『器用貧乏』小走り Fランク
↓
『器用富豪』速度1000倍上昇 SSSランク
ー--------------
「器用富豪スキル、物理防御力1000倍上昇」
『器用貧乏』守り Fランク
↓
『器用富豪』物理防御力1000倍上昇 SSSランク
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俺、アスカ、リアンだけでなくダークエルフの騎士50人にもスキルをかける。




