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『162話 ダークエルフ村40』

『162話 ダークエルフ村40』



「ロメーロ様、騎士の方が切られた!」


「グレムリンとは違う。アスカも防御していろ」


「はい」


「それにリアン、騎士のケガを治癒してあげて欲しい」


 リアンは大神官であり、回復魔法の使い手としてであるから、頼んだのだ。


 オリオンとは違い、リアンは俺の器用富豪スキルの恩恵をあまり受けていなかったので、オリオンよりも厳しい毎日を続けた。


 オリオンがあまり成長しなくても、リアンは立派に成長したのは、俺は嬉しかった。


「騎士に治癒します、グレードヒール」


「おおおお、傷が治っていく!」


「俺もだ、回復魔法ありがとうございました」


「私はロメーロの仲間です。大神官してますリアンです。グリフォンを倒すのは協力します」


「助かります!」


「さすがだな」


「ロメーロと冒険していて、鍛えられていたもの。魔法もね」


「俺のスキルの恩恵をリアンは拒否した。器用富豪スキルの上昇を減らしてくれと言った。だからリアンには10倍とかに押さえていた。オリオンには1000倍にしていたが」


「私がロメーロにお願いしたんだったわね。オリオンには私からも言ったのに、俺の力だと力説していた。私からしたらその程度の男だわ。だから見切りをつけて出てきた」


「オリオンは止めただろう」


「止めた。でも私は出てきた。間違ってなかった。出て良かった」


 オリオンに見切りをつけたと言う。

 残念だったなオリオン。 お前は嫌われていたらしいな。

 オリオンのことだから、リアンが出てきたのは自分のせいではなくて、俺のせいにするだろう。

 オリオンならやりそうだ。

 一瞬で回復していったのはリアンの得意魔法であった。

 グリフォンのダメージによるケガを治癒する。

 回復魔法も使えて攻撃も使えるリアンがいないのは、オリオンには痛い。

 僧侶ハニーも回復魔法は使えるものの、リアン程の能力はないからだ。

 僧侶ハニーも今ではエピック国において有名な地位となったが、それは衰退していると思われるな。

 グリフォンはリアンに、


「生意気な女だ。回復魔法使いか。死ね、獅子の爪を受けろ!」


 猛烈にグリフォンは前足を振り回すと、地面を掘り返すあら技だ。

 地面は爪で荒らされていくのを騎士とリアンは、上手く回避した。


 あの騎士もかなりの経験を積んでいたのは、爪を回避したのを見たからであった。

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