『160話 ダークエルフ村38』
『160話 ダークエルフ村38』
「ロメーロ様、グリフォンですよ!」
「らしいな」
アスカは俺の背中に隠れて怖がる。
グリフォンほどの強大な魔物を前にしたら、怖がるのは無理もない。
アスカだけではなくて、他のダークエルフも同じく怖がる。
「そんな余裕あるの?」
「いつだって余裕はある。俺が慌てたことがあるか」
「ありませんね」
「グリフォンは強い。こんなのが森にいたとは、またかって感じだ」
「イフリートス並みの強さですか」
「変わらないだろうな」
「じゃあ強いです。ロメーロ様しか倒せません」
「俺が戦うさ」
「お願いします」
「アスカも戦いの準備はしておいてくれ」
俺が慌てることはないにしても、村は騒然となっているが、村の人はアスカを見て避難してあるので、残ったのは戦える騎士が多い。
「はい」
「グリフォン様、正体を知られたので生かしてはおけません。ロメーロはこの村で殺すしかありません」
グレムリンが俺を見ながら言う。
グリフォンの命令に忠実に行動してきたが、俺の出現で狂ったな。
俺が来たからには、もう好きにはさせない。
「姿を見た奴は死ぬ。計画は修正する。村は今すぐにグリフォンが支配する」
「駄目だ、終わりだあああああああ!」
「うわああああ、グリフォンが来たらもう終わりだ。村は終わりだああああ!」
グリフォンからの通告にうろたえる村の人々。
「グリフォン、支配て俺も支配するのか?」
一応聞いておこうか。
本気で俺を倒すきなら。
「支配するに決まってるだろ。全員だ。ロメーロもだ。」
どうやら話は決裂したので、グリフォンとは戦いになるしかないが、村にはなるべく迷惑はかけたくない。
最小限の被害で済ませたいな。
だがグリフォン相手に村で戦えば被害は出てしまうかも知れない。
グリフォンがどんな攻撃してくるかわかりらないのもある。
激しい攻撃をしてくると厄介だな。
「死ぬええええええええええええええ!」
グリフォンは先制攻撃できたのは予想範囲内である。
俺も戦いの準備に入る。
謝罪の気はないのがわかった。
チーク達の恨みは俺がはらすとなった。
器用富豪の力を発揮する。
「待って〜〜〜ロメーロ!」
グリフォンが攻撃を仕掛けてくるタイミングで俺の名前を呼ぶ声であった。
その声はどこかで聞いたことのある女性の声だが、誰かな?




